駆けある記

日航機墜落25年を迎えて

 今朝、我が息子は家族より一足先に一人で田舎のじいちゃん、ばあちゃんのところへ出かけていきました。
 途中事故がないように、無事つけるかしらと、電車で3時間もあればついてしまう田舎へ向かう中学生にもなった我が子を心配しています。
 25年前の8/12、こんな思いで送り出した家族の乗った飛行機が離陸直後に操縦不能になり、御巣鷹の尾根に墜落するなどと誰がかんがえたでしょうか。
 今日の新聞には「安全の原点」深くきざもうと見出しが出ていました。524人もの尊い命を犠牲にしながら、未だに原因究明が不十分と言われる日航機墜落事故ですが、事故の大きな背景として指摘されたのは安全を二の次にする利益優先の日航の体質とそれを助長した航空行政のゆがみがあったと言われています。
 その後も、国から事業改善命令がだされるなどトラブルは起きています。あげくの果てに危険な航空会社として国民の信頼も失い、経営破綻へとつながっています。
 昨日は、テレビが中国の航空会社の格安運賃について報道していました。高度成長を推進する中国も安全より利益、日中間の運賃を往復4000円と考えられない価格でした。
 春秋航空という会社でしたが、この会社もいずれ…。やな予感がします。
 
 夏休みともなれば、いやでも帰省や旅行する方々が大量に移動するでしょう。事故を気にして家にとじこもるわけにもいきません。
 国と航空会社や鉄道など公共交通を担う機関は責任もって、運行するべきです。 

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