駆けある記

学校図書館に司書の配置を

おはようございます、練馬区議会議員のとや英津子です。

九月に入りました。相変わらず不安定な天気が続いています。

 

練馬の日本共産党後援会恒例の旅行会も無事終わり、8月下旬は区議会文教児童青少年委員会、医療・高齢者等特別委員会と予算要望会で大変忙しい一週間でした。

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特に委員会は、第二回定例会終了後、約二ヶ月間の間があったため多くの議題が報告されました。

今回は、特に文教児童青少年委員会でも議論になり、予算要望会では小中学校保護者や図書館運動関係者から強い要望が寄せられた学校図書館の司書について報告します。

25日の文教委員会では、「練馬区子ども読書活動推進計画」(第三次)案についてパブコメの報告と案が示されました。

計画期間は、2015年~2019年の5カ年。

特に質問が出たのが、学校図書室への司書配置。現在区立小中学校に、区立図書館の指定管理者から支援員が60校に、教育委員会の業務委託で管理員が22校に配置されています。

未配置は17校。

しかし、この支援員と管理員。区との協定では司書資格は問われていないそうです。それぞれの委託会社の責任者にのみ司書資格を要求していますが、その下で働く人たちは資格がなくても学校図書館へ配置される。実際は、支援員が7割~8割司書資格をお持ちのようです。

管理員の有資格者はもっと低い割合。しかも、業務委託の管理員は二年で終わり、違う学校へ。だから、現在学校によっては管理員がいる年といない年が発生しています。

昨年、学校図書館法が改正され今年4月から施行しています。この法律の問題は他会派の議員さんが取り上げています。

第六条をみると、学校司書の規定があり、学校には司書教諭の他、専ら学校図書館の職務に従事する職員(次項において「学校司書」)を置くよう努めなければならない。とあります。今回の法改正の最も大事な点はこの六条の新設で、学校司書を位置づけたことにあるといいます。

学校教育は、子どもたちの確かな学力を育てることはもちろん、言語活動や探求学習、読書などの活動を通じて豊かな人間性を培うことが求められ、その目的達成のため学校図書館の活用と充実は不可欠です。

しかし、練馬区は支援員あるいは管理員は未配置校に三年間かけて置く予定はあるが、司書配置は努力義務なので配置するつもりはないと答えています。

法の趣旨をくみ取り、全小中学校に司書を配置すべきと、改めて感じています。

 

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