駆けある記

こどもの貧困OECD34カ国中11位

こんにちは、練馬区議会議員のとや英津子です。今朝も秋晴れ空が高く、さわやかな空気でした。

連休明けは、常任委員会、特別委員会のまとめの委員会が行われ、委員長報告と報告がありました。

いよいよ明日で区議会が終了します。今日は事務整理日、明日の討論の準備です。

さて、日本の子どもの貧困率についての報道について紹介したいと思います。13日に経済協力開発機構(OECD)が発表したものです。

日本は、OECD加盟34カ国の貧困率ランキングで11番目です。今回日本が採用した年度は2009年時点15.7%。2007年が14,2%で前回調査より悪化していることが明らかになりました。

厚労省が昨年公表した2012年時点の子どもの貧困率が16,3%なので、年々悪化していることがわかります。

時系列で並べると

2012年 16,3%

2009年 15.7%  OECD平均13.7%

2007年 14.2%

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子どもと親が過ごす時間は一日当たり約109分とOECD平均の150分平均を大幅に下回りました。

08年の世界的経済危機、リーマンショック以降、子どもの貧困率はOECD諸国の3分の2で増加しています。大半で子どもの貧困が全人口の貧困率より高くなっています。

以前お伝えしましたが、練馬区でも生活保護基準引き下げによる影響で就学援助認定基準が下げられたため、昨年と比較して800世帯が減少しています。

一人親家庭も増えており、子どもと向き合う時間も取れず親も子も一杯一杯で、情緒に問題を抱える子どもが学校で孤立する例もあります。

また、経済的理由で修学旅行に行けずその期間中学校で自習する子どもたちもいるのです。

貧困の連鎖を断ち切るため、あらゆる手立てを講じるべきと思っています。

 

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