駆けある記

石神井公園駅前再開発と補助232号道路

こんにちは、練馬区議会議員とや英津子です。今朝は上石神井駅北口で有馬区議とともにご挨拶しました。

石神井ピアレスで集会

都内有数の豊かなみどりと水の拠点、都立石神井公園の表玄関としての駅前が「大規模な開発」にさらされ、商店街の真ん中を16m道路と2棟の高層ビルなどまちづくりのルールを無視した強引な計画が進められています。開発予定地域の地権者や商店街、住民も強い懸念を表し、見直しを求めています。

石神井公園駅の南口まちづくり計画の見直しを求める住民集会が10月1日に開催され、会場いっぱいの180人が参加しました。集会では、檀一雄さんのご子息である小弥太さんが『父・檀一雄が愛した街、石神井』と題してのお話がありました。かつて壇さんの家を削る132号線という南北道路の計画をめぐり、様々な思いや闘いがあったこと。檀一雄氏地がどのように石神井の街を愛し、暮らしたのか、参加者の胸に染みいるお話でした。また地域にお住まいの都市計画の専門家である都市計画プランナーの清水正俊氏からは、市民の立場での駅周辺のまちづくりの提案も行われました。石神井商店街振興組合理事長のお話は、商店街の歴史と苦労をご自身の体験を交えて報告されました。

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壇小弥太氏のお話

埼玉大学名誉教授の岩見良太郎氏からは、三点の意見。1,道路や開発がいかにまちを壊すか、住民主体のまちづくりは今やありえない。まずは再開発ストップを。2,東京都の異常な道路づくりへの批判として、道路は車を通すツールとなっている、コミュニティや文化をはぐくむ道(みち)づくりを。2,持続的な住民参加と日常生活の延長としてのまちづくりが大事であることが話されました。

地権者の一人である岩田紀子さんからは、区のやり方に対しての憤り、再開発が事業認可を待つばかりとなっている今、なんとかこの街をまもりたいという強い意志を感じさせるお話でした。

いつでも住民の意向を無視して進められる再開発や道路計画。陳情署名も取り組まれており、まちづくりの主人公は住民であることを練馬区につきつけたいと思った集会でした。

檀一雄さんのご子息、小弥太さんのお話はとてもよかった。132号という南北の道路に向き合ってきた檀家の歴史を、父・一雄さんのエピソードを豊かに織り交ぜてのお話は素晴らしかったです。また、建築士の清水和俊さんの提案、それをうけての岩見良太郎さん(埼玉大学名誉教授)のみごとな総括…。充実した集会でした。

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