駆けある記

道徳の教科化でどうなる?

こんにちは、練馬区議会議員・都議予定候補のとや英津子です。

小学校で2018年度、中学校で2019年度から道徳が教科化されるのをご存知ですか?

今までの週一回あった「道徳」の授業は教科ではありませんでした。学活などと同じ位置付けだったのです。これまで教科化されてこなかったのは、戦前のように国が決めた価値観を押しつけることになり、表面的な「いい子」を生み出すことにつながる可能性が高いことから反対意見が多くあったからです。

和光大学教授の山本由美先生の講演を聴きました。

現場の先生たちは、道徳の授業を工夫しながら子どもたちの道徳性を高めようと努力してきました。それをなぜ今になって…。

いじめ問題が深刻になっている、青少年の犯罪や問題行動、社会全体のモラル低下を理由として道徳教育の充実をということのようです。

道徳性を持つことは当然大事なことですが、道徳が教科になれば子どもたちの道徳性は育つのか?決してそんなことはなく、むしろ子どもたちの心がゆがんでいく危惧を感じました。

結局、文科省が教科化を急ぐ理由は、①戦前の日本は良い国だった、だからもう一度あの時代へ②社会のおかしさに文句は言わず「自己責任」で生きる態度を育てる。つまり国にとって都合の良い人間を育てることにあるようです。

様々な角度から道徳の教科化についてお話をいただきました。道徳教育については、さらに学習を深めたいと思いました。

次の予定があり、最後まで参加することができず、リーフレットを2冊買い求め、会場をあとにしました。

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