駆けある記

小河内ダムと交通局の水力発電の調査へ

こんにちは、日本共産党 練馬区選出都議会議員とや英津子です。

1月末に都議会で公営企業委員会を一緒に担当している斉藤まりこ都議そして事務局のお二人とともに、奥多摩の小河内ダムと水力発電の視察に行ってきました。

東京都交通局では昭和32年から、多摩川の流水を活用して発電した電気を供給する電気事業を行っています。

多摩川第一発電所、白丸発電所、多摩川第三発電所の水力発電と白丸調整池ダムの管理をおこなっています。

水力発電だし、水道局ではないの?と思う方が多いかもしれないですが、交通局です。いまの交通局の前身の東京市電気局が、明治の頃から発電事業と電車事業を行っていたことから続いているそうです。

最大出力の合計は36,500キロワット、1年間の発電電力量は一般家庭のおよそ35,000世帯分の使用量に相当します。

昔、よくハイキングにでかけた懐かしい御嶽山を目の前にして嬉しくなりました。この日は御嶽駅から交通局の方々と一緒にスタート。事務所で水力発電を行うようになった歴史をビデオで学習し、現場へ。思ったほど残雪もなくスムーズに視察することができました。

発電所の事業は24時間365日。監視業務など一部委託となっていますが、自然を相手に人の命に関わる事業のため大事なところは直営で、職員の皆さんが頑張っています。

 

発電はあくまでも水の需要に応じて行っています。ダムを所管する水道局と連携を取りながら、災害時の流域の安全や、必要な水の供給に合わせて行う極めて公共性の高い事業です。

東京都では、この水力発電事業のコンセッションや民間譲渡も検討されていますが、今後、公営企業委員会でも論議になることが予想されます。しっかり学んで、論戦に活かしたいと思っています。

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