駆けある記

上下水道まで民間に?!-コンセッション方式など調査へ

こんにちは、練馬区選出東京都議会議員とや英津子です。都議会真っ最中、目まぐるしい日々を送っております。

今月7日の晩から8日にかけて、大阪市と浜松市に行って来ました。今、東京都が「2020東京改革」と称して、橋下徹大阪市長のブレーンを務めた上山信一特別顧問先頭に、各事業の総点検を行なっています。

 ここでは、多くの事業を民間に委託するコンセッション方式などの検討をするべきとの意見が目白押しです。私の担当である公営企業では、上下水道と交通局所管の発電事業が改革の対象となっており、今議会でもいくつかの会派が取りあげ、与党からも異論がでています。

ライフラインとして大切な役割を持つ上下水道。弁護士の尾林芳匡氏から水道事業におけるコンセッション方式や先行自治体である浜松市の契約書の問題点などを学びました。

そして、実際に当該自治体に行って聞き取り調査をする必要があるということで、公営企業担当の斉藤都議と事務局のNさん、そして私とやの女子三人で大阪市と浜松市へ。 前泊したものの、新大阪に到着したのが夜の8時半頃、次の日は朝一番から大阪市における、下水道事業の包括委託について聞き取りを行いました。浜松市では、日本で最初に下水道事業にコンセッション方式が持ち込まれ、水処理世界最大手のフランスのヴェオリアと日本の会社が設立した浜松ウォーターシンフォニー株式会社と契約締結を行いました。この4月から実施するということで、市議団5名が対応してくれました。東京で経営権を委譲するという、どこまでも民間企業に有利な契約方式が持ち込まれたら全国に与える影響は大です。耳慣れないコンセッション方式の問題点を詳しく契約書の内容からも情報提供していただき、今後の論戦にとても役に立った視察でした。

浜松の駅周辺を歩いていると、かわいいキャラクターマンホールを見つけました!

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