駆けある記

築地市場守れの声広げて

こんにちは、日本共産党練馬区選出都議会議員とや英津子です。

昨晩から今朝にかけての風雨は、家がぎしぎしと悲鳴をあげるほどでした。台風が上陸した岡山県では住民がどれだけ怖い思いをしていたのか、現地の被害も心配です。

さて、心配は東京でも。築地市場の豊洲移転問題では、小池百合子都知事が7月31日に市場の「安全宣言」を行い、1日には農水省に認可申請をしました。市場用地の深刻な土壌汚染の除去に失敗したもとで、「食の安全・安心」を投げ捨てる暴挙に対し、専門家、消費者、市場業者らから批判が噴出しています。

豊洲新市場では7月30日公表の調査結果でも、地下水から土壌汚染対策後の最高値となる環境基準の170倍のベンゼンが検出されるなど、土壌汚染問題は何ら解決していません。また、市場施設の致命的な欠陥も改善されていません。

築地市場見学会。ますますこの市場を守りたいと、みんなで心ひとつに。

正念場を迎えた市場移転問題、今月28日には豊洲移転中止を求める緊急集会が開かれます。都議団は24日、「豊洲市場の現地調査に関する申し入れ」を行いました。安全宣言をしても追加工事終了後の地下ピットなどの状況はメディアの記者だけに公開され、専門家会議の報告もメディアの記者のみが対象でおこなわれています。この間都議団は再三にわたって現地調査や都議会への報告を求めてきましたが、一切こばんできたのが市場当局でした。9月13日には内覧会が予定されています。私たちも行く予定ですが、地下ピットには入ることができません。この話を聞いた都民からは、「なにか見られたくないものがあるのか。」の声も。確かにこんな疑問がわいてきてもおかしくありません。申し入れでは、現地調査の受け入れを認めることを、27日までに回答するよう求めました。

申し入れ全文はこちら豊洲市場の現地調査に関する申し入れ

山口タイさん 築地女将さん会会長(鮮魚仲卸「樋徳商店」女将)の話

安全だというなら、築地市場の講堂に来て、すべての業者の前で宣言すべきです。
根拠をわたしたちに一つひとつ示してほしい。なぜ、それができないんでしょう。後ろめたいことがあるんですか。小池さんのしていることは、業者に対する裏切りですよ。こんなに人を翻弄していいものでしょうか。

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