駆けある記

大江戸線の騒音軽減を

こんにちは、日本共産党練馬区選出東京都議会議員とや英津子です。

週末の金曜日は公営企業委員会でした。交通局、上下水道を所管する委員会ですが、この日の委員会は、28に質疑予定の工業用水の廃止条例や廃止にともなうユーザーへの支援策、各局の契約案件の報告と質疑がありました。

私からは、交通局の契約について意見と質疑を少ししました。意見表明は、新橋、大門、美田、泉岳寺の4駅についてホームドアの設置をするための契約です。今年三月の委員会でも、車両に貼り付けたQRコードをホームにとりつけたカメラで読み取ることでホームドアと連動して開閉させる画期的な技術について質問しました。その具体化が今回の契約です。

9月4日に、大井町線下神明駅で視覚障害者がホームから転落し死亡する事故がまた起きました。その次の日、私は視覚障害者団体に聞き取りに行ったのですが、みなさんからは、ホームに立っていると音が下から出てくるように聞こえる、自分の乗る側に電車が来たのか、反対側なのかわからないから触って確かめようとするという話でした。だからこそホームドアを早くとの要望でした。全線、全駅にホームドアを早急に整備するよう求めました。

そして、もう一つの案件は、鉄道の交換用レールの買い入れです。交換用レールは、馬込、志村、大島、木塲、光が丘の車両基地に納入されますが、今回は25mのものを900本。

この報告について、大江戸線の騒音問題を質問しました。大江戸線を利用したことのある方は、誰でも気がつくと思いますが、騒音が大きく、声が聞こえないほどの時があります。住民のみなさんからは、「なんとかならないか」と言われていましたので、騒音の原因と対策についてたずねました。

大江戸線は、都内の地下鉄で最後に開通した路線のため、駅がとても深いところにあります。都心を網の目のように走る地下鉄やケーブルを避けて走らせるため、電車の小型化を可能にしたリニアの利点を生かしたのが大江戸線です。しかし高低差もあり、急カーブの場所も多く、そのため車輪とレールのきしむ音が騒音となるようです。

レールが摩耗したり傷がついた場合は、削ってなめらかにする作業や定期的に摩擦調整材をレール上に塗布し、摩擦音を減少させています。レールの更新も対策の一つです。

交通局としては、騒音や振動をできるだけ軽減できるよう努力はしているようですが、さらに技術改良して、乗り心地の良い大江戸線を目指して欲しいと要望しました。

委員会の前後で理事会を開催するのですが、昨日はこの会議が長引き、終わったのは夜の7時半頃。週明けに、続開して論議する予定です。

 

 

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