駆けある記

IWA世界水会議ー全ての人々に安全な水を

こんにちは、練馬区選出都議会議員とや英津子です。

内藤豊通(ジャーナリスト)氏撮影

今日は「原発いらない練馬でもデモ」に参加。晴れた秋の空に黄色い旗が映え、元気にパレードが出発しました。それにしても、練馬区はひどい。区立公園を有料化して、たった数十分のデモ出発・解散に利用するだけなのに、1日分の利用料をとったそうです。一般区民の自主的な公園利用を制限するとんでもないやり方に怒ってます。

さて日曜日は、IWA世界水会議に斉藤都議と初めて出席しました。2年に1度開催される上下水道や水に携わる専門家、大学、研究機関、企業関係者らが集まる世界最大級の会議です。日本での開催も史上初。東京ビッグサイトの開場には、約6000人の参加者が参集。9月16日~21日の間に講演会、ワークショップ、展示会などが行われます。私たちは、上下水道を所管する公営企業委員会所属ということで招待され、式典とレセプションに出席しました。上下水道局の職員のみなさん、関係団体の方々が準備を含めかなりの労力を要したのではないかと思います。上下水道局長は、英語で歓迎のご挨拶と乾杯の音頭。(お疲れさまです。)    

この間、地球温暖化に伴う洪水や渇水の頻発、途上国を中心とした人口の急増と都市化などによる水環境の汚染や衛生的な水・衛生環境の確保が困難になっている状況はほとんど改善されていません。基調講演に立った未来学者のルディ・デワ-ル氏は、世界で21億人(世界人口の約10人に3人)が安全な水にアクセスできず、45億人(同10人に6人)が安全に管理された衛生環境を保障されていないとユニセフの報告を引用し、さらに、海洋プラスチック汚染についても警鐘を鳴らしました。世界の叡知の結集と協力体制の構築し、安全な水、衛生環境はすべての子ども、全てのコミュニティに欠かせないものだと、現状を変えていこうと呼びかけています。専門家の知見をフルに活用し、飲み水さえ提供されていない国々で暮らす人々を救うことが求められているのだと。

日本で暮らす私たちは、当たり前のように水を使い、多くの人が衛生的な環境に暮らしていますが、近年の災害を目の当たりにして、生きるために欠かせない水の大切さを知ることになりました。

世界会議には、IWA会長のダイアン ダラスさん、都知事、皇太子夫妻、国土交通大臣、環境大臣、厚生労働大臣、経済産業大臣政務官が挨拶し、世界の優秀な取り組みに対し表彰も行われました。

水に対して認識を新たにした会議でしたが、一方で新たなビジネスチャンスを求めた各企業からの参加もあり、少し気になりました。企業が持っている最先端の技術が社会貢献としても力を発揮してくれる事を期待します。

次回の世界会議はコペンハーゲンです。

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