駆けある記

「東友会」のみなさんと懇談

こんにちは、練馬区選出都議会議員とや英津子です。

この土日は、地域をまわったり、つどいに参加したりと外を歩く時間が長かったのですが、気温はそれほどでもないのに湿度が高く、不快指数はもっと高いという状況でした。夜はせっかく明日が中秋の名月だというのに曇り空です。24日の本番に期待してます。

 この間、来年度予算要望を都内各種団体のみなさまから受けています。9月の最初に懇談した、東友会さんの要望を紹介します。「東友会」は東京で住んでいる被爆者のみなさんの団体です。今年は広島・長崎への原爆投下から73年。唯一の戦争被爆国である日本は、いまだに核兵器禁止条約への参加を拒否しています。当事者である東友会のみなさんが今、独自に署名も取り組んでおり私たち都議団も協力をしました。

練馬区に対しても予算要望をされてきた会長の綿平さんに、お会いすることができました。

この日、なぜ「東友会」という名称なのか、初めて知りました。

いままで「被爆者」というだけで、多くの人々が結婚や就職などで社会的差別を受けてきました。このため被爆者であることを知られたくない方のことを考えて、「原爆」「被爆」といった言葉の入らない「東友会」という名称で連絡しています。

ー以上HPから

東京都への要望項目(概要)

1.被爆者健康診断の充実について

がん検診の充実について

(1)胃内視鏡(ファイバースコープ)を実施する指定病院を増やしてほしい。
(2)肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓・子宮・卵巣・前立腺等の腹部の臓器を被曝することなく評価できる「腹部超音波検査」を追加してほしい。
(3)乳がん検診、子宮がん検診を各区市に1カ所以上に増やしてほしい。
(4)希望検診の時期にも胃がん、乳がん、子宮がん検診を受けられるようにしてほしい。

甲状腺機能に関する検査について

(1)被爆者健康診断に甲状腺機能に関する検査を追加してほしい。
(2)上記について、東京都として厚生労働省に働きかけていただきたい。

2.被爆者の高齢化に伴う制度の活用について

医療特別手当健康状況届に関する連携について

(1)今後とも東友会と対象者の名簿の照合をおこなうなど、担当者が連携した対応を継続していただきたい。

介護手当、訪問介護利用助成の更新手続きについて

(1)介護手当の更新時に、医療特別手当健康状況届の対応と同様に、東友会と対象者の名簿の照合をおこなうなど、連携した対応をしていただきたい。
(2)介護手当の更新を一律に1年とせず、政府の通達を生かして、症状に応じた更新期間の延長を検討していただきたい。

3.「被爆者の子」の健康診断と医療費助成制度について

被爆二世(「被爆者の子」)のがん検診について

(1)被爆者のがん検診に追加されている胃カメラによる検診を被爆二世にも早急に追加していただきたい。
(2)被爆二世の健康診断、がん検診は、すべて被爆者健康診断と同様の実施時期、実施内容としていただきたい。

4.東京在住被爆者の被爆体験の保存と普及について

(1)東京都の平和事業の窓口を一本化し、戦争被害の実態を後世に残す事業をすすめるよう関係部局に提案していただきたい。
(2)2020年の東京オリンピックの開催を目途に、既存の施設を利用するなどして、「東京オリンピック平和祈念館」(仮称)の開設をすすめていただきたい。

5.東友会への被爆者健康指導事業委託費の増額について

(1)福祉保健局として、削減前にもどす予算要望を提出していただきたい。
(2)高齢被爆者を対象にした東友会の相談事業の水準が保たれるよう、ご配慮いただきたい。

6.介護保険「要支援者」への新しい負担に対する助成について

(1)介護保険の施策から市区町村の介護予防・生活支援サービスとなった「要支援者」の自己負担を、従来通り無料とするよう検討し、国に対しても働きかけてだきたい。

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