駆けある記

としまえんスタディツアー

こんにちは、日本共産党練馬区選出都議会議員とや英津子です。

今日は、かねてから予定していた「としまえんスタディーツアー」。一週間前の天気予報がみごとにはずれて晴天。日中はコートもいらないほどぽかぽかと暖かで、空が高く気持ちの良い日でした。


練馬区内にある豊島園遊園地と聞けば大抵の人はご存じだと思います。東京都は2011年に「都市計画公園・緑地の整備方針」を改訂し、としまえんとその周辺を対象に「練馬城址公園(仮称)」として指定しました。

その後7年がたち、私は、今年6月の都議会の一般質問でとしまえん問題を取り上げました。
質問は一問だけですが、紹介します。

都市計画練馬城址公園についてです。
都は、二〇一一年に都市計画公園・緑地の整備方針を改定し、私の地元練馬区では、練馬城址公園に指定されているとしまえん遊園地を優先整備区域としました。二〇二〇年までに事業認可の取得を目指し、ことし一月の実行プランでは、今年度中に整備計画を策定するとしています。地元からは、遊園地を残してほしいという声や、都立公園になるのであればと、歴史や自然を調査し、具体的な提案をされている人たちもいます。
整備計画策定に向けて、区との協議を含め、これまでどのような調査をしていますか。また、今後、住民の声をどのように生かすのでしょうか、お答えください。

東京都技監答弁

練馬城址公園の整備計画策定に向けた取り組みについてでございますが、本公園は、民間の遊園地としまえんを含みます面積約二十六・七ヘクタールの都市計画公園でございます。現在、計画区域の地形や動植物の分布、文化財の状況等の調査分析などを行いまして、公園に導入いたします機能や施設の配置等を定めます整備計画の検討を進めております。
 また、練馬区とは、防災機能の強化やにぎわいの創出といった公園の目指すべき姿などにつきまして意見交換を実施しております。
 次に、練馬城址公園の整備計画策定に向けた住民の意見についてでございますが、この公園の整備計画につきましては、東京都公園審議会に諮問し、審議を経て策定いたします。答申の前には、パブリックコメントを実施いたしまして、住民からの意見、提案を募ることとしております。
 引き続き、地元区と緊密に連携を図りますとともに、広く都民の意見を聞きながら整備計画を策定してまいります。

今日は、地域のみなさんと、としまえんについて改めて学んで、主体的に積極的にどんな公園がいいのか考えようという取り組みとして「としまえんスタディツアー」を企画したというわけです。

四年間かけて「豊島園まち議会」として、活動を続け東京都にも提案書を提出したKさんに案内をお願いしました。坂尻、野村区議も一緒に歩きました。

としまえんの地形、昔の姿などを振り返り、園内ではびっくりするくらい豊かな樹木が残されていることを知りました。石神井川をしみじみ眺めると、以外に水はきれいでクレソンが水の中にあるのも発見。川の南側には、いくつもの谷戸(行き止まりになった谷)を地図上で確認しました。この谷は、私が子どもの頃、わざわざ自転車で出かけていって、一気に降りてまた上るという遊びをしていた所でもあります。これまでは、豊島園といえば、こどもたちを連れて乗り物に乗るなど遊ぶことしか目的を持たなかったため、気がつかなかったのですが。たくさんの驚きがありました。

参加者のみなさんからは、新たな発見や自然の豊かさに驚きの声、昔話も出てきて楽しい会話が続きました。

東京都は今後、としまえんを買収した上で防災機能を持つ都市計画公園として整備していくわけですが、公園法の改訂などの背景を考えると少し心配な面もあります。

都市公園法の改定は、公園の管理運営自体を事業者に任せ、民間事業者にその公園の集客性と広大な空地を使ったうまみを与えるかわりに、行政は公園の管理運営費を大幅に削ることができるパークPFIを導入することが書き込まれています。その特徴として、はっきりと民間事業者が事業の収益性を高めるためとなっているのです。その例が大阪の天王寺公園です(通称テンシバ)。この公園は、公園法改正を待たずに大規模改修された施設ですが、てんしばタイアップ看板という名称で、狭いエリアに七カ所で看板が設置されています。一カ所につき三十五万円から四十八万円もの年間広告料をとっています。一方、都立公園条例施行規則では、標識の占用料は特別区で年間約八千五百円、広告塔を出すことが認められた民間事業者にとっては、ぬれ手でアワのぼろもうけになります。公園面積に対してカフェなどの店舗は決められた基準があるのですが、例外も認められています。

さらに、公園の周辺は住宅街ですがここに補助133号線という道路を通す計画があります。東京都は環状7号線、8号線を補完し、交通の分散をはかり、地域の安全性に資する路線だと説明します。そして目白通りから補助172号線を結ぶ区間は、生活道路への通過交通の流入抑制とともに避難場所となる練馬城址公園(仮称)の予定地へアクセスするという防災性の向上に寄与すると説明して、優先整備路線に指定しました。

この道路問題については、もう少し検討が必要な気がするのです。

公園法の改正を受けて東京都も公園条例を改定しました。公園が民間事業者の儲けのツールにするのではなく、防災上の機能はもちろん、安全性、景観や自然の確保、公園が本来持つ多様なニーズの実現の場として具体化できるように力を尽くしたいと思います。

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