駆けある記

羽田空港の機能強化についての説明会

こんにちは、日本共産党都議会議員とや英津子です。

新年会シーズン、今日は原稿書きや課長からの聞き取りの後、夕方から練馬区の旭丘東町会の新年会におじゃましました。先日は栄町町会でしたが、どちらも自分が区議会議員時代に担当していた地域だけに懐かしく、地域の人に会って話すことがとても嬉しく、その時間だけは悩みも気になっていることも忘れることができます。

さて、国は「首都圏空港の機能強化」として国際線の昼間時間帯を約4万回増便するために現在の海上ルートから都心上空に飛行ルートを変更して、超低空で飛行させようとしています。首都圏の国際競争力の強化、訪日外国人旅行者数の増加、国内各地への経済効果などを理由に、国民からの受けのよい東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに増便するというものです。小池都知事とその与党も一体で「世界に冠たる国際都市」のかけ声で国に歩調を合わせています。昨年の第四回定例会でも、各党から質問がありましたが、質問した会派はいずれも国と同じ立場であり、小池知事も機能強化を進める旨の答弁をしています。

都内では羽田空港の機能強化についての説明会がはじまっており、いよいよ国の動きが本格化します。
練馬区は1/12(土)13:00~17;00

1/29(火)15:00~19:00

いずれもオープンハウス形式(来場者が都合の良い時間帯に来て資料を見る。職員などに説明を求めることはできる)ですが、正式に教室型(学校の教室のように説明者と聞き手が向かい合う形式)の説明会を開催すべきです。

みなさん、ぜひ行ってください。

増便による影響は、空港周辺の太田・品川、江東に加え、都心の港、新宿、目黒、渋谷の各区、中野、豊島、墨田、荒川、足立、葛飾、江戸川、そして練馬区の15区にもなります。

そもそも羽田空港の航路は、騒音被害や石油コンビナート災害を避けるため、住民、関係自治体との合意に基づき、都心の住宅地から東京湾の上空に変更され、陸地の上空は1800m以下は飛行しないと約束し、着陸は海側から離陸も海側にしていました。それを大幅に変更し、新宿区あたりで900m前後、渋谷区付近で600m、品川区では210m~240mになります。練馬区は空港からの距離があるとはいえ低いところで900mの高度になります。現行の半分の高度まで下がればどうなるでしょうか。

国土交通省の機能強化(増便)については、今の運行では1時間当たり発着回数は82回が限界で、都心上空に変更した場合、約90回で、発着が集中する時間帯には1分20秒に1機が区内を通過することになります。

落下物については、昨年6月4日の参議院決算委員会で、日本共産党、吉良よし子参議院議員の落下物についての質問に対して、5月末までに約半年間で219件も起きていると国交省が答弁しています。航空機の部品や上空で付着する氷塊の落下の危険、そして800万人を超える都民が生活し働いている都心で墜落事故が起きた場合その被害は計り知れません。

心臓疾患などの人の健康被害も報告されている騒音被害では、品川は地下鉄の車内並になると言われています。

練馬区は、第一種低層住宅専用地域が約6割、ベッドタウンとして農地の宅地化が進み緑豊かで静かな環境を育んできた地域です。(最近は壊れてきましたが)この地域の騒音に係る環境基準は昼間で55デシベル以下です。ところが、航空機が上空を通過する時の騒音は小型機で63デシベル、大型機では70デシベルにもなります。

しかも航空機では、うるさいから止めてくれなどと言えないのです。人の命よりも健康よりも暮らしよりも、東京にヒト・カネ・モノを集中させる経済活動を優先することが正しいのでしょうか。経済活動といっても、機能強化で得をするのは一握りの大企業です。観光立国で潤うのは、やはり大規模に事業を展開できる企業です。

色々な意味で危険きわまりない計画。

ただちにやめるべきです。

この国の行方を憂う人たちは、決して少なくない。町会の新年会では、「今の政権はそろそろ何とかしないとね」と帰りに廊下で声をかけられました。

 

 

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