駆けある記

未来は誰のものかー成人式によせて

こんにちは、日本共産党練馬区選出都議会議員とや英津子です。

一日の仕事を終え、冷たくなった指先を眺めながら今日の出来事を思い出します。新年になって2週間、この間も色々ありました。

今日は成人の日。全国では125万人、練馬区では約7600人の新成人をお祝いしました。

恒例の豊島園遊園地正門前での宣伝行動でしたが、午前中は仕事が立て込み30分ほど参加しました。その後、例年通り豊島園遊園地のプール脱衣所を貸し切った式典会場へ。式典では、新成人のお二人が思いを述べました。

二人とも自分の思いを自分の言葉で語り、今日まで育ててくれた両親や周囲の人に感謝しつつ、自分の道を生きてゆこうという決意がみえてきました。文明の利器であるスマートフォンが誕生した年に生まれながらも、情報はインターネットだけでなく、自分の目で確かめたいとの言葉もあり頼もしいものでした。

さらに新成人の言葉で自分の強みが「いくつになってもチャレンジしたいと思うところ」と語ったことは、私の胸に重く響きました。

今の社会、仕事でも学業でも自らのチャレンジの機会はあるかもしれませんが、それが全ての人たちに継続・反復して続けることが許されているでしょうか。一度失敗したら二度と立ち上がれない。そのチャンスさえ与えられないことも。自己肯定感がずたずたにされるようなこともあります。

この間そんな若者から相談をうけたり、いつの間にかいなくなってしまったり。時間がなく相談日程がとれない時もありました。

都議会で昨年、高校生の授業料軽減の拡充を求める論戦しました。教育の機会均等は、まず経済的負担の軽減にあり、大学生を含め最優先課題です。しかし現代の若者の心は複雑で、ただ授業料軽減ではすまないものがあります。両親の離婚や虐待など様々なことが原因でゆがむこともあります。それらを抱えている若者をまるごと包みこめるような社会をつくる取り組みが必要だと思います。仕事場ではパワハラ、セクハラ、長時間労働などで自ら命を絶つ人もいました。親にとってこれほどつらいことはありません。こんな働かせ方は止めさせなければいけません。

この世でたった一つの命をすり減らすのではなく、育んで行けるような未来を送りたいと思います。

安倍政権が9条改悪を狙っている時だけに、次の世代の人にどのように平和の大切さを伝えればいいのか、憲法のもつ価値を分かってもらえばいいのか。命がどれだけ大切なのか、それが理不尽に奪われた戦争がまたくり返されるかもしれないことを粘り強く伝える必要を感じています。

今日は、練馬区内各駅で憲法9条を守る3000万署名も取り組まれました。多くの若者に私たちからのメッセージが届くように、さらにこの運動を広げていきたいです。

 

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