駆けある記

真のジェンダー平等社会を

こんにちは、日本共産党都議会議員とや英津子です。

今日は雨の中、相談者にお会いするため亀戸まで行ってきました。東京に長く住んでながら生まれて初めての亀戸駅でした。

時間もなく見物もせずに都庁に向かいまいましたが、まちの雰囲気というのはそれぞれだなぁなどと感じながら。

さて今日は3・8国際女性デー。国連は今年の女性デーを「ジェンダー平等達成、すべての女性と少女に人権を保障する世界的な運動を起こす好機」「要の年」にと呼びかけています。

わが家のクリスマスローズ

昨年、私はチョ・ナムジュの「82年生まれ、キムジヨン」を読みました。本日のしんぶん「赤旗」にも紹介されていましたが、この本を読んで日本の風習とよく似ており、自分自身の経験とも重ね合わせました。

私が幼いころ、母は母親というより嫁でした。驚くことに今は当時の関係者は誰もいないのにまだ嫁としてふるまい、姑の呪縛が解けない。私にも時々その立場を求めることがあります。私自身も結婚後、嫁としてのふるまいを長く求められてきました。

こうして封建的な家制度のもとでは、嫁はいつでも台所に立ち家事をすることが当たり前。女は女の仕事、男は男の役割があることが当たり前の社会が長く続いてきました。

公園で見つけたクリスマスローズ

でも今はどうでしょう。都議会には選択的夫婦別姓を求める請願や国連の男女平等を求める選択議定書の採択を求めて女性たちが行動しています。まちに出て、声を上げています。この流れは止まらないし止められない。なぜならこれまで主に専門家や一部の運動家の間で論じられてきた男女平等は、いまや常識の領域へと変化していると思うから。これは最近借りた木下ちがや氏の著書「ポピュリズムと『民意』の政治学」を読んでいて思った事です。安保法制をめぐり、専門家の論じる世界に市民が参加しツッコミを入れ、説得力ある論陣を張った当時の市民を分析し、論じています。男女平等も同じく説得力を持って声を上げ、ふざけた時代遅れの政治家をコテンパンする。

3・11以後、国民の意識は確実に変わっています。安保法制やジェンダー平等もその延長線上であり、市民がまさに主人公として自覚して動いているのだと私は思っています。

日本のジェンダーギャップ指数は153か国中121位。自分の中にもまだ差別や偏見があることを感じることがあります。まだまだですが、男女の役割も固定観念も克服できるような取り組みをしていきたいと思っています。

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