駆けある記

区政アンケート回答者を訪ねてー非正規労働が増加するもとで

 雨上がりの蒸し暑い午後、この間取り組んできた区政アンケートに回答を寄せられ、名前、住所を書き込んで下さった方々を、お礼とご意見・ご要望など伺いに訪ねました。
 中には、住所地にいってもその方の家がわからない方もいらっしゃいます。
 その中のお一人、書き込み欄にたくさんの意見を寄せて下さった方と電話がつながりました。
 小泉構造改革のもとで、特に大企業は正規社員から非正規に置き換えることで莫大な利益を上げてきました。一方で、非正規社員は安い賃金で働かされ、文句の一つも言えば即首を切られるようなことは日常茶飯事、ちょっと売り上げが下がれば、調整弁としてまた首を切られる。働く人たちの権利も尊厳も暮らしも守られない状況が続いています。
 こうした無権利状態におかれている非正規労働者を是非、組織して守って欲しい。労働組合は正社員しかまもらないのでは…。
 という意見を寄せられました。
 自分の仕事に誇りを持ち、未来に希望をつないで家庭を持ったり子どもを生み育てることが、本当に困難な世の中です。それが痛いほど伝わってきました。
 非正規も正規も今や働く立場は違っても、大変な状況に変わりなく、利害は対立するものではないから、一緒に力を合わせようというのが私たちの立場であり、実際地域では一人で入れる労働組合を立ち上げたり、非正規の組合をつくって団体交渉もしている人たちもいること。そして、こうした人たちをしっかり手をつないで暮らし・権利まもろうと、力を尽くしているのが共産党であることをお話させていただきました。
 電話での会話で、お顔を見ることはできませんできたが、理解をしてくださり、改めて伺う約束をしました。
 地域を歩いていても、なかなかこうした人をお会いしたり、お話したりする出会いが少ないのが現状です。多くのみなさんから意見をお聞きし活動に生かしていきたいし、私たちの政策や考えをもっと伝えたいと改めて感じています。
 こうした出会いを大切にしながら、地域を歩いています。

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