28日,29日と区議会企画総務委員会で京都府亀岡市、大阪豊中市を訪れました。
一日目は雨、寒さも伴いコートを着ての移動でした。
亀岡市では、安心安全のまちづくり「セーフコミュニティ」について
簡単にいうと、けがや事故をプログラムの実施によって防ぐという取り組みです。亀岡市は「WHO地域の安全向上のための協働センターの認証」を国内で最初に取得したということで、取り組みについて伺いました。
発祥はスウェーデンで30年前だそうですが、京都では阪神淡路大震災の際、医師が震災で亡くなった方々を検死するために現地にでかけ、何らかの対策があれば命を落とさずに済んだのではないかと思ったところから始まったようです。
ワークショップを行い、推進プログラムの実施(向こう3件両隣マップの作成、高齢者見守り、安心安全講習など)効果を検証します。
練馬区でも、それぞれの取り組みは行われていますが、各課がバラバラに行っており、横断的に行ってはいないようです。
話を聞いていて、推奨できる取り組みもありましたが、WHOの勧めるセイフコミュニティに基づく世界での取り組みとはちょっとちがう感じがしました。
もう少し研究の必要があるのでは…。
豊中市では、財政再建に向けての行革についてお話を伺いましたが、豊中市はやはり阪神淡路大震災で市営住宅の建設、公共施設の建設などをかなり無理をして行ってきたために、赤字になり、この数年財政再建に必死で取り組まなければならなくなったと、担当課の方がおっしゃっていました。
自治体財政を健全化させるのは大事なことと思いますが、そのために職員はへとへとだと言います。
練馬区の財政は豊中市と比べかなり健全だとは思いますが、職員を減らし区民サービスを低下させることになっているのでは、自治体の役割を果たしているとは言えません。
考えさせられた視察でした。
ところで岡町駅の行き帰りに商店街を通りましたが、京都も大阪も商店街がこの不況の中、とても頑張っていました。
こうしたところに練馬区も学び、地域経済を活性化させていくことが大事ではないでしょうか。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。