こんにちは、練馬区議会議員とや英津子です。
2016年4月の保育所入園申し込みの状況が発表されました。
詳しくはこちらへ 練馬区HP 保育園入園申し込み状況
全施設全年齢を合わせた単純な計算ですが、0才から年長まで全体の数字で見ると、「第一希望」数の申込実人数は4619人。一方これに対して欠員は3,509人。1110人分の枠が足りません。そして特に1才と2才が決定的に足りません。1歳は欠員1089人に対して応募が1800人。二才は欠員458人に対して応募が794人。1才と2才で1047人の枠が不足しているのです。
上記で述べた1110人の不足のうち1~2才児の不足人数が実に94%を占めます。これは昨年と同じ傾向を示しています。
今年も第一希望先の99%は認可園です。
認可の私立と公立を合わせた欠員は3334人、第一希望は4526人。
もちろんこれから二次募集もあるでしょうし、マッチングの関係もありますから、この数字が必ずしも絶対的なものとは言えません。
しかし、すがるような思いで保活しながら不承諾通知を受け取る保護者の気持ちを考えると、胸がきりきり痛みます。
練馬区は2017年度までの二年間で待機児を解消するとして認可保育所の定員拡大や新設を行っていますが、これでは解消するどころの話ではありません。
こうしたもとで、今区では「練馬区の「これから」を考える区政改革の資料が示されています。保育の分野では、実際の待機児を少なく見せかける数字を使って2015年4月の待機児は176人と示しています。しかし、実際は認可保育所のニーズは高く待機児は遙かに多いのです。
なによりも子どもの育ちを保障し、保護者の願いに応えられる認可保育所の大幅増設が求められているのではないでしょうか。
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