こんにちは、日本共産党練馬区議会議員とや英津子です。
昨日の文教児童青少年委員会で今年4月1日現在の保育所等待機児童が示されました。
今年に入り、保育園落ちたの私だ!という匿名ブログが国会で取り上げられ、社会問題になって、練馬区でも保護者や関係者が区と交渉したり、集会やパレード、学習会などを行ってきました。
第一次募集で内定がもらえなかった人たちは約1500人にものぼる計算で、怒りは頂点に達していました。こうしたもと、区議団としても練馬区に申し入れで緊急対策を求めてきたところですが、区は、待機児の数がはっきりしないと、具体的な話はできない状況でした。
待機児については、くり返しすぐに数を出すように言ってきたにもかかわらず練馬区は今日まで、出しませんでした。そしてようやく示されたのが下記の数字です。
折れ線グラフでは、待機児は激減しているように見えます。しかし、実際は待機児のとらえ方をこの間大きく変えてきており、昨年からは少なく見せるために認可保育所に入れなかった子の数は出さずしかも厚労省の基準を採用し、以前は待機児としていた認証保育所をはじめとした認可外保育所に加え、特定の園を希望した子、育休の家庭まで除いて引いた数が166人です。国は今、育休などを理由に「待機児童」から外した隠れ待機児童まで発表しているのに、区は少なく見せるのにやっきになっているとしか思えません。
旧基準で換算すれば、昨年の待機児は375人、今年は399人の待機児となります。認可保育所の待機児でみればもっと増えるはずです。
まずは、表の一番上の数字、875人の待機児を解消すべきです。
またこの日は、同時に「待機児ゼロ作戦」が示されました。
当初、今年度中の保育所等の整備数は550人としていたものを、さらに450人の定員増。合計1000人を増員することを考えています。
しかし、今回追加整備する保育所は私立認可1カ所、小規模3カ所ですがすべて2才児まで。
既存保育施設の活用も
区立・私立保育所、小規模の0才~2才の面積基準や職員配置基準を維持した上で定員を拡大。一部は7月から5カ所の小規模で一才児の受け入れを行います。都の制度を活用して一才児に特化した一年保育も実施予定。
いろいろ疑問に思うところもあり、内容については詳しい検証が必要だと思いました。
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