こんにちは、日本共産党練馬区議会議員とや英津子です。
練馬区教育委員会は、過少校と言われる旭が丘小学校・小竹小学校・旭が丘中学校の課題についての考え方を、本日の文教児童青少年委員会に示しました。
この間、保護者、学校関係者、町会等の代表者で構成する「教育環境を考える会」を設置し10回にわたって話し合いが持たれてきました。特に旭が丘小は、2005年度以降6学級が続き旭が丘中学も過小規模が継続している状況です。
子どもが少なくなっている状況が続けば学校運営にも影響を及ぼすことから、早期に解決したいと意見交換をしてきたのですが、旭が丘地区と小竹地区では意見が平行線となっていることから、区が方針案を具体化したということです。
方針(案)は、(1)旭が丘小学校・小竹小学校・旭が丘中学校を廃止し、新たな小中一貫教育校を設置する。(2)新たな小中一貫校は旭が丘小学校と旭が丘中学校の跡地に整備する。(3)新たな小中一貫校の通学区域は、旭が丘小学校と小竹小学校の通学区域を合わせた区域とする。(4)小竹小学校の跡施設については、区の計画や地域のニーズ等を踏まえて検討を行う。
以上です。
この対応方針案の説明は、まず今月30日、「考える会」に意見を聞いた上で広く保護者、地域住民を対象とした、説明会を10月を目途に行うということです。
この説明会で出された意見を踏まえ本格的に「(仮称)旭が丘・小竹地区における区立小中学校適正配置実施計画」を策定することになります。
具体的なスケジュールは示されていませんが、説明会が終了した時点で出てくるのではないかと思われます。
学校はそれぞれの地域で歴史が積み重ねられ、コミュニティの核としてまた非難拠点など重要な役割を担っています。乱暴に決めてしまえば混乱が起きます。
区の方針は、特に小竹地域の関係者から合意が得られているとは言えず、小竹の森音楽祭など地域ぐるみで開催してきた歴史もありことからなおさらです。さらにこの3校は国の小中一貫教育の研究事業が昨年から3年間で行われているのです。その検証結果も出ないうちに方針を出すことについても疑問を感じています。
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