こんにちは、練馬区選出都議会議員とや英津子です。
今日は有馬区議の担当地域で、「都区政報告会」がありました。都・区政について、まとまった報告をみなさんに行うことができて良かったです。シルバーパスはどうなってる?水道の民営化はこれから東京でどうなるのか。若草ベビールームの赤ちゃんの死亡事故をめぐっては、もっと区民に知らせて欲しいなど質問・意見をいただきました。各区議地域で報告会を行っており、私は6カ所まわりますが、残りは2カ所です。
さて、都議会には多くの方々が陳情や要請にお見えになります。
数日前、羽田空港の機能強化問題で「みなとの空を守る会」の皆さんが来て、資料をもらったので紹介します。画像は会が作成したちらしです。
よくできています。
国交省は2020年3月までに、羽田空港を離発着する飛行機の増便を計画しています。そのため、今でも混雑している羽田の上空をこれ以上使えないと、新しい飛行ルートを提案しています。国の考えでは、練馬区の上空も3つの飛行ルートを飛ぶことになり、「ストップ!羽田新ルート・練馬の会」も発足し、反対の声をあげようと学習会も行いました。
私の手元に届いたのは港区の住民の会が取り組んだアンケートの資料です。配布枚数は約3万7800枚で航路下の世帯数の42%にあたります。回収できた回答は1344通で配布枚数の3,56%。
計画を知っているかとの問いでは、内容はよく知らない、全く知らないがそれぞれ43,68%、17,93%で7割近い人が計画を良く知らないのです。さらに計画を「中止して欲しい」と答えている人は84,6%、「不安」と答えた人は34,30%です。
ここで、「中止」あるいは「不安」と答えた人の要因を尋ねているのですが、「騒音」が91,29%とダントツでした。次が「落下物の危険」82,37、「墜落の危険」69,72%と続きます。
このアンケートの回答結果では、国の周知が不十分であり、飛行ルートの下の住民のほとんどが計画の中止を求めていることが分かります。港区の高度は表参道付近で600m、高輪付近で450m、騒音は70デシベル、頻度は2分に1回です。こうした実態がわかれば、危険を感じ不安になるのは当たり前で、住民の会のみなさんは、都議会にも陳情を出して飛行中止を求め運動をしています。
このままでは練馬区の上空も危険にさらされることになります。飛行ルート上には港区以外にも品川区や江戸川区なども含まれていますので、各区の住民団体の取り組みに学び、連携しながら羽田空港の機能強化にストップをかけたい。
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