こんにちは、日本共産党練馬区選出都議会議員とや英津子です。
区内の駅で政策を訴えたり各分野の集いにお招きいただき都政報告や懇談をしている毎日です。
皆さんからの声は暮らしの実態からでたリアルな話ばかりで、とても貴重です。今後の政策にも生かしていきたいです。
その中のひとつ、氷川台駅と放射35・36号線、周辺のまちづくりについてご意見が寄せられています。先日は東京都第四建設事務所の担当者に控室にきていただき、坂尻まさゆき前区議会議員と住民のみなさん同席でレクチャーを受け、要望書もわたしました。
ビラも作成しましたのでご覧ください。
内容は以下のとおりです。
都道放射35・36号線道路整備計画~オープンハウスでわかったこと~
【氷川台駅横断歩道が消えた、北側出入り口もない】
◆オープンハウスでは失望と怒りの声◆
昨年12月東京都は放射35・36号線の道路整備計画について「オープンハウス」を開一小・開四小で開催しましたが、説明を受けた住民の間では失望と怒りの声があがっています。「オープンハウス」は二回目であり、一回目は令和元年に開催され、住民から様々な要望が出され、東京都自身も課題としていました。それから5年目、そこでの説明は住民の意見や声はほとんど反映されておらず、東京都自身の説明をも反故にするものでした。
◆氷川台駅はどうなる?これこそ街を分断する◆
要望の中でも最も多く指摘されているのは氷川台駅。現在のマクドナルド前の横断歩道は駅の中央に位置し南北を一体として機能する役目を持っています。今回の道路整備にあたり一回目のオープンハウスでは「地下鉄出入口等が増設された際は廃止する計画」と説明がありました。ところが今回のオープンハウスでは、横断歩道は廃止し地下鉄出入口も増設なしとしています。その結果、北側には小さいエレベーターのみとなり、南側にはエレベーターがない駅となり、これこそ街の分断であり、バリアフリーのまちづくりにも反します。
◆小学校前も車優先で歩道橋◆
既存道路がある開一小~石神井川間では、現横断歩道を5カ所も廃止する計画です。「横断歩道は設けない」という姿勢は開四小前にもおよび、東京都は自転車乗り入れ可能エレベーター付き横断歩道橋を計画すると説明していましたが、今回の「オープンハウス」では自転車乗り入れはできないとしています。
◆練馬区は地域住民の要望実現に取り組め◆
練馬区は放射35・36号線の整備に伴い、「地区計画検討会」を地元の町会・商店会・PTA・公募住民等と進めてきました。そこで出された地元の要望と対応をまとめた「課題整理票」を公表しています。そこには私たちと同様の氷川台駅への要望も多くあげられていますが、練馬区はその対応として「長期的取り組み」として遠い将来へ投げ出し、事実上放棄しています。
◆車優先から人優先へ、環境優先へ◆
道路は人の生活や活動に不可欠なものであり、何よりも公共空間です。そして駅は通勤通学だけでなく、飲食や買い物などの日常生活の空間でもあります。人が集中する市街地を貫通する道路づくりは車優先でなく人優先であるべきです。また、深刻な気候変動の中にあって、道路はCO2の発生源でもあり、その整備方針の転換が必要です。街路樹は緑被率だけでなく樹冠率を高める役割を担っており、緑の日傘となる大径木が必要で、住民からも多くの声があがっています。しかし、すでに開通している放射35号線北町方面を見ても「緑の風吹く」どころか「熱風発生地帯」の様相を呈しています。
みんなで整備計画の見直しを求めましょう
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