駆けある記

生活相談からー高齢者を支える家族

 区議会第三回定例会は10/15に終わりましたが、昨日はもう第四回定例会一ヶ月前の幹事長会、議会運営委員会の開催と息つく間もありません。
 閉会中には、次々と生活相談が寄せられます。
 昨日も新聞配達・集金の途中、相談が寄せられました。
 ご夫婦で、母親を介護しているAさん。
 母親は90歳になり、介護度4ですが、再認定で介護5の見通しです。認知症もひどく、大声で叫んだり、ベッドから起きあがろうとして何度も落ちてしまい、肋骨や足の骨を折ってしまっています。
 病院に入院しても、すぐに引き取ってほしいと言われ、ショートステイなどを組み合わせながら、特養の入所を待っている状況です。
 何年もこの状態が続き、さらに今年から奥さんの叔母が要介護状態になり、その介護も加わっています。
 お二人ともへとへとに疲れ切って、心も体もぼろぼろだとおっしゃっています。どこへ頼んでも断られどうしたらよいかわからないといいます。
 今、区内で特養入所を待っている方は、2900人を超え重度要介護の方も入所できない状態が続いています。
 議会でもこの問題を取り上げ、家族に何かあった場合どうするのかと繰り返し、緊急での増設を求め続けてきました。
 区は来年から検討する第5次高齢者福祉計画の策定にあたって、実態調査を行います。そして早期に長期計画で
かかげた576床の計画をやりあげたいと答えています。
 しかし、これでは待っている方々を救うことができません。
 せめて来年度、重度の方々全員が入所できるように、整備すべきです。
 
 ご相談にみえたAさんのお母さんについては、なんとか療養病床で長期入院を受け入れてくれる病院をさがしました。
 一日も早く、家族もご本人も安心できる環境を整えたいと思っています。

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