駆けある記

練馬光が丘病院の陳情に賛成の立場から討論

 区議会第一回定例会で行った練馬光が丘病院の陳情に賛成の立場から討論を行いました。
 陳情107号の願意に対する賛成討論
 私は日本共産党練馬区議団を代表して陳情107号の願意に賛成の立場から討論を行います。
この陳情は、第1項で練馬光が丘病院について、高度で専門的な機能をもつ中核的な病院としての役割を果たすとともに、区が公募要項や基本協定書で約束した水準に早急に戻すこと、第2項で住民の声が反映できるように開かれた協議会を設置することを求めるものです。
 賛成の理由の第一は、この間、区民に約束してきた区の方針と一致しているからです。
 区は当初、練馬光が丘病院の医療水準について、昨年4月には日大と同水準の医療を行うと繰り返し明言していました。しかし、約束は果たされず、地域医療振興協会が提出した企画提案書の水準にも届くことができませんでした。
区は期限をさらに1年間伸ばし、今年4月までに常勤換算で医師100名、看護師250名、全病床342床をオープンするとしています。しかし、現状は、2月1日現在で医師は常勤換算で91名、看護師216名、稼働病床は7病棟の255床となっており、実現できるのか、なお厳しい状況が続いています。
 こうしたなかで、区民から、区がその責任を早急に果たすことを求める陳情が出されたのです。これは第2項も含め、地域医療の充実を求める区民であれば当然の要求であり、少なくとも第1項については区も約束してきた内容です。
もしこの陳情を不採択にするということになれば区が約束してきたことを区議会が自ら否定することになるではないですか。
 賛成の理由の第二は、区民の請願権を犯してはならないということです。
 
 この問題に関して、不採択とした委員から、その理由についてまともな根拠も示されず、唯一出された理由として、陳情者が「日大の撤退に対して振興協会が入ることに反対している団体」であるということだけでした。
しかし、陳情者が誰であるかで、その可否が判断されることになれば、憲法で保障された国民の請願権「何人も…平穏に請願する権利を有し…かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない」という条項を否定することになるではないですか。
私たちは、練馬光が丘病院について、陳情の願意どおり、区がその責任を果たすことと同時に、区民の請願権を保障し、陳情者によって差別を受けることがないよう求め、日本共産党練馬区議団を代表しての賛成討論といたします。

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