駆けある記

介護保険制度改善を

 地域をまわっていると行政に対してさまざまな意見や批判の声を聞きます。
 今日は、「高い保険料が年金から天引きされてきたのに、何の役にも立たなかった」と怒りをぶつけてきたMさんに出会いました。
 数年前に亡くなられたご主人のことでいろいろあったようです。
 現在はご自身の年金から保険料が徴収されていても、なんのサービスも受けておらず、このまま掛け捨てになるのではないかとおっしゃっています。
 もちろん保険ですから、何かあった時のためではあります。
しかし、介護が必要になった時本当に十分なサービスが受けられ、満足のいく老後を過ごすことができるかといったらそうではありません。
 この間の介護保険改悪は給付削減のために、認定を実際より軽くしたり、能力に応じた保険料となっていないことから、安心の老後を過ごせない状況を生み出しています。
 私たち区議団は、介護保険料については税制改悪によって非課税から課税になってしまった方々の保険料が大幅に値上げになっていることや、練馬区の保険料段階が区民の経済状況を反映していないことなどを指摘し、保険料の引き下げと多段階制を求め続けてきました。
 2009年度~2011年度の保険料は基金を活用して、低所得世帯に配慮した保険料と多段階制が実現しています。(基準保険料、年間47400円 12段階制)
 2011来年度は、第5期の介護保険事業計画の検討の年となります。
 みなさんの声を制度に反映できるよう、今後も実態を調査しご意見をうかがっていきたいと思います。
 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP