駆けある記

国保料滞納で相談

 先週後半から、毎日居残りで本会議の質問作りです。同僚の有馬、島田両区議が援助してくれていますが、一人で残る日もあり、夜10時、11時まで役所の控え室にいると、7階のフロアには人っ子ひとりいないので少し怖いです。
 質問づくりの合間に相談が入るので、後回しにできない深刻なものもあり対応します。
 今日は電話での対応含め、4件の相談。
 来庁していただく必要があったAさんは、練馬民主商工会からの紹介の中小業者さんです。国保料を滞納し、分割納付の相談でした。
 一昨年の東日本大震災で売り上げが大きく落ち込み、その時の国民健康保険料が滞納となりました。滞納額は約80万円。昨年区役所からは毎月8万円の納付を言われ、無理な支払額ではありましたが頑張って払ってきました。
 ここへきて、消費税や住民税、ローンの返済なども重なり、なんとか毎月の支払額を引き下げたいと交渉に臨みました。
 Aさんは、本来収入から考えれば3万円前後の国保料になる方です。それを倍以上の8万円を要求されてきたのですから大変です。命の砦である生命保険も差し押さえられていました。
 生活状況を詳しく示し、3万円くらいにしたいとこちらの希望を伝え、話し合いました。
 Aさんの希望は一年間は3万円台でお願いしたいとのことでしたが、6月まで支払額は3万2,000円とすることができました。希望は100%通ったわけではありませんが、とりあえず生計を立て直すための時間は一定確保されました。
 今、全国では国保料を支払いきれず正規の保険証を取り上げられる世帯は153万世帯にのぼります。軽減措置が広がり、短期証、資格証発行数は減っていますが、役所は収納率をあげよと国や都から言われるので、取り立ても強権的になります。人権侵害ともいえる取り立てを行う場合もあります。
 支払える保険料額に引き下げよ!の声を大きく上げていきたいと思います。
 
 

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