9/2は、当初日程になかった医療高齢者等特別委員会が開催されました。
なぜか。
日大付属光が丘病院の存続を願う区民の運動が大きな広がりをみせ、その世論におされて、区議会は何らかの意思表明をせまられたことが背景にあります。
当日は、議会として決議をあげるための委員会でした。
当然区民の意向を反映しての決議でなければ、と傍聴につめかけたのではないでしょうか。
決議案の内容を読み上げられ、日大の存続が一言も入っていないことに多くの傍聴者は驚いたにちがいありません。
各会派の意見を聞いた傍聴者はどう思ったでしょうか。
当たり前のようにこの決議でよしとする自民、当初継続を主張していた公明党も決議に賛成、民主も時間がないことを理由に同じ態度です。なかには、一部の人が煽動して区民の不安をあおっているなどと主張する議員もいました。
確かに、日大が存続するのは難しい状況です。
しかし、議会が日大は「存続すべき」との意思表明をするのは当然ではないでしょうか。
私たちは区民の願いを断ち切る決議案には承伏できないと主張し、修正を提案しました。
また、これほど区民の関心をよんでいる問題を決議するという時、全会派一致を前提とするべきです。
こうした意見は、すべて取り入れられず提案通りの決議案が9日の本会議で議決されることになります。
日大の社会的責任をも免罪する決議は後々、大きな禍根を残すに違いありません。
今後、後継医療機関が決まっていくのでしょうが、小児分野、周産期医療など日大がになってきた医療を本当に継承できるのかが、焦点になります。
医療過疎の練馬において、区民の命と健康を守る医療機関の役割は重大です。
区議会も責任を問われることになるでしょう。
みなさんの声を今後も区政に届けていきたいと決意を新たにしています。
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