駆けある記

順天堂大学付属練馬病院が90床増

 
 医療・高齢者等特別委員会で、順天堂大学医学部付属練馬病院の増床と医療機能拡充について報告を受けました。
 
 2005年7月に開院し8年経過した順天堂練馬病院は、救急患者の受け入れをはじめ、常に患者が飽和状態、受け入れ限界とも言われ、周辺に新たな病棟の新設場所を探してきました。
 今日の委員会では、区長の所信表明の具体的な内容がやっと示されました。
 病床増は、90床
 医療機能の拡充も行われます。
 ①救急医療の拡充 現在救急用に確保している部屋は2つですが、4部屋となる予定。
 ②周産期センターの新設(NICU、GCU)
 ③手術室、ICU・CCUの拡充(心臓血管外科の新設、シネアンギオ室【カテーテルを用いた施術を行う部屋】)
 ④がん治療センターの整備(化学療法室の拡充)
★現在1号館に設置されている診療科などの一部を新病棟へ移設し、空いたスペースを活用して機能拡充を図る。
新病棟整備の方法
 ①石神井東中学校の現体育館・プールの土地と北側にある順天堂練馬病院の第二駐車場の土地を交換して、現駐  車場の土地に体育館・プール・武道場が一体になった体育施設を新設。
 ②同中学校の体育館・プールの土地に新病棟を整備し、同病院2号館と接続する。
スケジュール
2014年度 新体育施設基本設計
2015年度 新体育施設建設工事着手
       新体育施設完成
       現体育館・プール除却
       新病棟建設工事着手
2019年度末 新病院オープン
tamagawahototogisu
タマガワホトトギス(御岳山)
 今回このような大きな事業には多額の費用がかかることが予想されます。
 区は、費用負担について順天堂練馬病院開設時の費用負担の考え方を今回も採用し、基本的に整備費の半額を負担したいと、考えを明らかにしています。
 医療機能拡充分については4分の1負担。
 病床不足の練馬にとって、増床は喫緊の課題。一定の負担は必要でしょう、しかし整備に区費の投入をするにあたっては、区民の理解を得ることが大前提と考えます。
 特に、この間公的病院としての性格を持つ順天堂大学医学部付属病院などについては、区民が安心して利用できる環境を保障するため、差額ベッドの割合を公立病院並にすることを求めてきました。
 練馬区としても、この点について病院に対し強く意見を言うよう求めました。
 今後進捗に合わせ、意見を言っていきたいと思います。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP