台風が近き、昨日から降っている雨が止んだり降ったり、湿度も高くなっています。
今日は、保健福祉費の決算質疑に立ちました。
たった17分の持ち時間ですが、障害者のグループホーム・ケアホーム問題と視覚障害者の点字プリンターなどの機器について、中村橋の心身障害者センター備品の買い入れ、昨日以来報道されている生活保護費紛失問題を取り上げました。
グループホーム・ケアホームの整備については、「親亡き後」の安心をどう確保するのかと、どの障害者団体、関係者のみなさんも願う切実な問題です。
練馬区は、長期計画の後期3年間で111室の整備し364室を目標にしていますが、特にケアホームはここ数年1室~5室程度の整備にとどまっています。
2012年度の到達はグループホームを入れれば、275室で目標に100室近くとどきません。
しかも、現状を考えればさらに上乗せして整備しなければならないような状況もあります。
土地の高さ、設置基準の厳しさ、人材不足など課題がありますが、区が定めている設置基準は他の自治体より厳しく、特にケアホームの整備が難しい状況です。
こうした中、事業者からは基準を見直して欲しいなど要望も寄せられ、基準の弾力化を求めました。
区は建築とも相談し対応していきたいと述べていますが、基準そのものの見直しまでには至っていません。
引き続き、追及していきたいと思います。
質問を前に先週は、杉並区にある「すだちの里すぎなみ」を訪問、視察しました。
通過型施設として、定員56名が暮らしています。日中支援の生活介護、自立訓練、就労移行支援、夜間支援などを行い、スムーズにケアホーム・グループホームに移行できるセンター的役割をもった施設です。
家族などと長く暮らしてきた障害者が、突然違う環境におかれれば、なじめないことは当然あります。関係者のみなさんからは、こうしたセンター的な施設をつくって安心してホームにいける仕組みをつくって欲しいとの要望も出されています。
今後の練馬の障害者福祉を考えるうえで、大変参考になりました。
※写真はすべてすだちの里施設の様子です。利用者が描いた絵の色使いが良かった。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。