駆けある記

25億円もの不用額、国保料引き下げに

 今日は、朝から夏が戻ったかのような陽気でした。
 午前中は議会運営委員会。明日追加上程される補正予算の説明、本会議の流れなどを確認しました。
 質疑は来週となります。
 午後から決算質疑、全款補充質疑。区議団からは私、とや英津子が質問に立ちました。
 質問内容は、議事録ができ次第お知らせしたいと思います。

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パンパグラス(神代植物園)

 20日に行った、区民費と国民健康保険事業会計の質疑について概要をお知らせします。
 国保事業会計は、一般会計から毎年100億近く保健基盤安定繰出金、出産育児一時金繰り出し金、その他一般会計繰り出し金の4つにわけて特別会計に入れています。
 この繰り出し金ですが、今決算では25億7,485万円もの不用額を出しています。
 いったん当初予算として組んだものが、決算ではこれだけの使わなかったお金が出ているのです。
 これは、今決算に限ったことではなく毎年のように億単位でお金が使われていない状況です。
 一般会計から国保の特別会計に繰り出す目的の大きな一つに保険料を抑えることがあります。
 この間毎年のように跳ね上がる国保料、区民からは悲鳴の声が上がっています。
  国保世帯の平均所得は1990年度は240,5万円、これが2010年度には145,1万円にまで下がっています。一方一人あたりの国保料は90年で6.2万円、2013年は10万960円にまで負担が増えています。
 25億円ものお金があれば、区民の特に低所得世帯の保険料引き下げに使えたはずです。
 区は、余った原因を療養給付の見込み、季節性インフルエンザなどに備えて準備しなければならないという現状。国などの予見できない補助金等があるとしていますが、それにしても毎年同じことを繰り返し、余ったお金をまた戻す。保険料は引き下げない。これでは区民は納得しないと思います。
 区議団として、保険料の値下げを強く要求しました。

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