駆けある記

いじめと向き合うー教育集会に参加して

 昨日は区議会終了後、地下多目的ホールで教育集会が行われました。
 「いじめと向き合う 親ができること・教師がすべきこと」と題して、宮下聡(元中学校教諭、都留文科大学他非常勤講師)氏の講演を聞きました。

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 深刻ないじめ問題に正面から取り組んできた宮下さんのお話は、とても説得力がありました。
 私たちが日常的に持っている「いじめは本来起きるはずないもの、起きてはいけないもの」という思い込みが危険性を潜ませていること。
 いじめは「起きるもの」→起きたときが「学びのはじまり」といままでの固定観念をなくすことが大事だとはなされました。
 その際大事なのは、①いじめで苦しむ子を救う…孤立させない、サポーターをつける②いじめる子の心の闇を開く㊸いじめ解決を子どもの学びにする「傍観者」を「当事者」にする④ともにつくりとりくみがお互いをつなぎ安心をつくる。
 こうした段階を踏んで子どものいじめを解消し、とても素敵なクラスになっていった取り組みを報告してくださいました。
 すればするほど悪くなる指導パターンとして、①いじめが起きたら→②被害生徒などに事実確認→加害生徒を呼んで説諭→④保護者家庭に連絡→⑤被害者に謝罪・約束・和解というパターンだそうです。
 ここまで来るのは大変な苦労があったことと思いますが、すばらしい講演で、なんだか希望が持てたような気持ちになることができました。
 

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