駆けある記

文教児童青少年委員会視察②ー武雄図書館

文教児童青少年委員会視察2日目は、マスコミでも古い書籍を選書した等、色々報道されている武雄市立図書館へ。

人口5万人の自治体で、前市長による新たな取り組みによってこれまでの図書館のイメージを大きく変えた図書館です。

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前市長がカンブリア宮殿で、代官山蔦屋書店を観て自分の描いた図書館のイメージとぴったりと一致し、たまたま路上で松田社長と会って「武雄市の図書館をお願いします」と言ったところから始まったようです。

そもそも自治体の図書館の方針やあり方、委託などを市長が一人で決めるということに驚きました。

こうして2013年4月1日からCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)株式会社が、武雄市より指定管理者として図書館の運営委託等を受ける。

2011年度は年間来館者数25万人が、2014年度には80万人になり、365日年中無休。市外、県外からの来館者も多いです。一方貸し出し図書は来館者の伸び313%と比較して141%と少なめ。市は、滞在型と説明しています。

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しかし、施設を見学するともっと驚きがありました。

入り口正面は、まるでTUTAYA書店。おしゃれな雑誌が平積みしてあり、右手を観るとスターバックスコーヒー。売り場の横にはかわいい文具の販売コーナー。貸し出し図書は?と思うと、その奥にありましたが、販売書籍と貸し出し図書の境目がわからないのです。

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しかもこの図書館では、Tカードも使えてポイントもつきます。しかし、貸し出し履歴もこのカードに。

何から何まで、びっくりの連続でした。

練馬区には、図書館が12館あります。指定管理者も導入されていますが、これまで本来図書館に求められる、地域の人々が知識や情報を得たり社会教育施設としての役割担い、果たしてきました。そこからみると大いに疑問を感じました。

やはり、カフェや民間企業が参入した図書館には問題点が多い。

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