駆けある記

コロナ危機のもとで、少人数学級実現を

こんにちは、日本共産党都議会議員とや英津子です。

いま、東京では少人数学級を求める運動がはじまっています。

今年三月はじめ。安倍首相は突然全国の小中学校に一斉休校を要請しました。コロナ感染はまだ日本ではそれほど広がりを見せていない時期の決断でした。しかも「この臨時休業の要請については直接専門家の意見を伺ったものではありません」と言い放つ。なぜ学校は休校で学童はいいのか、いつまで続くのか…。卒業式を間近に控えた子どもたちは動揺し泣き出す子もいました。親は仕事の調整や弁当の準備に追われ、日本中の小中学生とその保護者を混乱させました。

しかも、学校は休業させたのにそのごコロナ感染の広がりが見えてきた、三月末。感染拡大が日本より早く深刻になっているヨーロッパからの帰国者はノーチェックだったそうです。

政治をやるものは、科学的認識なしに思いつきでやってはいけない。本当にそう思います。

三ヶ月の休業で負った子どもたちの傷は深い

学校が始まっても子どもたちは、しゃべってはいけない、近づいてはいけないなど窮屈な生活を強いられています。日常的にマスクをしているため小児科医は、表情の読めない子が増えているといいます。一番、友達同士ふれ合い人間関係をつくり、けんかしながらでも成長する時期の子どもたちが不安とストレスで一杯です。

こうしたとき、社会だけがソーシャルでスタンスなのに、学校だけが密になっているのをご存じでしょうか。

休校明けの学校は、分散登校だったため一クラスの人数が半分になっての授業でした。先生たちはクラスの人数が減ったことで、子どもたちの様子が見えるようになったと言っています。

長い休みが子どもたちの生活リズムを狂わせゲームに夢中になっている子、学習の遅れがあっても意欲がわかない子、コロナが怖くて学校に来れない子もいます。保護者も心配です。

一人ひとりの子どもの思いをまず受け止める

こうした子どもたちの思いを、受け止める教育環境が必要です。国はクラスの人数を減らすことよりGIGAスクールという学校のICT化、子ども一人い1台のタブレットを持たせることを優先しています。もちろん感染症が征圧できず、これからも私たちは感染症とともに生きていくことになることを考えれば、タブレットやパソコンはコミュニケーションのツールとして必要です。しかし、学習はそれだけでは済まないはず。学校は人間関係を育む場所であり、初めての単元や学習内容の理解は同級生との関わりの中で理解していくものではないでしょうか。

コロナ危機で教育の本質に直面した私たちは、なによりも子どもの現状を受け止め、手厚く柔軟な教育を実践できる教育環境をつくっていくことが重要だと思っています。

ぜひ、国と東京都に向けた署名にご協力下さい。

【雑記】

今日は午前中、東京で少人数学級を進めていこうと、地方議員や関係者があつまり報告と交流を行いました。そこでの報告を少し上記にまとめました。午後は、としまえんの学習会でした。

歯ぐきが腫れてきています。困ったものです。

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