こんにちは、練馬区選出都議会議員とや英津子です。
都市計画道路など住民との対立を深めている問題で9月12日、13日の両日、国交省レクチャーと東京都への要請行動が行われました。新人議員として改めて勉強するため、参加しました。
国交省レクは、外環道問題を中心に行われ、宮本衆議院議員に関係都議や区議が同席して行われました。
外環道については、工事沿線住民から昨年の11月に発生した大規模陥没事故の類似事故が起きるのではないか、その際の補償のルールは、非難計画は?など疑問や不安の声が寄せられています。調布市議会、武蔵野市議会では2月に行われた外環本線トンネル掘進工事説明会の際に出された住民からの「博多駅前のような陥没が起こった場合、外環の上に住む住民はどのように緊急連絡をうけ、避難すればよいのか」などの声を受け、住民の安全確保と不安の軽減を求める意見書も出ています。
レクチャーでは、この問題できちんと国交省が責任を持つことを求め、具体的な問題の質疑も行われました。
質問では、私の地元である外環道(関越~東名間)の進捗状況と今後のスケジュール、青梅街道インター予定地の現況、事業進捗についてなども話し合われました。
青梅街道インターは?
青梅街道インター予定地の土地収用状況は、14%。周辺住民のみなさんの反対の意向の強さがわかります。無理をしてハーフインターをつくることが本当に必要なのか、掘進工事の進捗とインター工事の時期が合わない場合は、インターは不可能ではないかなど質問しましたが、明確な答えは返ってきませんでした。この問題では、もっと突き詰めていきたいと思います。
都庁でも要請行動
次の日には、東京都に対し都市計画道路の抜本的見直しを求める要請行動が、都内の住民団体のみなさんが集まって都庁で行われました。
少子化を迎えているもと、全国で見直しが進められている都市計画道路。しかし、東京は従来型の都市開発と幹線道路網の建設が継続、拡大され、毎年莫大な税金投入が行われています。こうしたもと、国は「都市計画道路の見直しを加速する」ことが提起されました。
住民団体のみなさんはこの7月、国交省に対して要請行動もおこなって、国の考えを確認してきました。国は①すでに事業認可をうけた路線も見直しの対象であること②見直しは七月に策定された「都市計画道路の見直しの手引き」にもとづいてすすめられること、③事業認可にあたっては都市計画道路への適合だけでなく地域の実情なども見ていくこと、④公聴会など住民の声を聴くことなどの回答を得ています。
参加者からは、必要のない道路や住民合意のない道路の見直しを求める声が相次ぎました。練馬からは外環の2や放射35号線の関係住民のみなさんが参加されていました。
外環の2の沿線住民の方からは、何度も道路計画に反対する意見があがっていました。道理の無い道路計画をやめてほしいという住民は多く、こうした声を今後の都議会でも取り上げていきます。
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