駆けある記

としまえん南側樹木調査

こんにちは、日本共産党練馬区選出都議会議員とや英津子です。

まだまだ寒い日が続きますが、お元気ですか?

都議会は2/16~3/25の会期で開催中です。明日は代表質問、今日は大詰めです。

としまえん南側などの樹木調査

としまえんの南側(石神井川南)と西側の部分の樹木調査の開示請求資料が届いています。

【樹木の状況】

エントランス部分65本

石神井川沿い 51本

プール側 719本

花のふれあいゾーン 190本

正確ではありませんが、調査した樹木は上記の本数のようでした。

この資料は東京都に開示請求したものですが、もともと西武鉄道さんが所有していました。かなり大雑把な資料で、樹木の測量図がありません。練馬城址公園の花のふれあいゾーンにあたるとしまえんのグランド部分のみ樹木一覧に対応する図面がありました。

おそらく、スタジオツアー建設時に開発区域として含まれたエリアなので、あらかじめ丁寧な調査をしていたと考えられます。

それ以外は表の形式に統一性もなく、なかにはテープナンバーが入っていない樹木(サクラがほとんど)がありました。

一覧を見ると被害があり、移植が不可となっているものが多くみられます。マテバシイが一部移植可となっていますが、桜やヒマラヤスギなど多くの樹木がほぼ移植不可という判断です。

この樹木一覧の資料では正確に公園設計もできないので、改めて調査が必要になってくるはずです。実際都に聞くと、考えていると言います。

樹木の防災効果生かして

今でも外から園内の一部を見ることはできますが、たくさんの樹木や草が生え、自然は南側で顕著です。

「としまえんまち議会」の調査では、154種の植物、甲虫やハチ、トンボ、バッタなど65種の昆虫が確認できたそうです。樹木が伐採されれば生態系も変わるという懸念は以前から言われていました。(右側の画像は以前とやニュースレターで使用させていただいたまち議会の資料から)

かつて東京都は練馬城址公園の整備にあたって二度検討をしていますが、以前も紹介した検討報告書では左記(都の検討資料から)のようなイメージも考えていました。

乱暴に伐採するのではなく、エントランスやプール側、花のふれあいゾーンの樹木もできる限り生かして欲しいと思います。

樹木は防災にも役立つと言われています。研究者の論文などには、樹木や森林が防火効果を発揮した事例が述べられています。過去の大火災から避難した場所の安全性などの調査を行い、樹木の発揮する防火効果について、枝葉の含有水分による昇温阻止効果。輻射熱や火災時に発生する有毒な煙を遮断し、拡散する作用があるとしています。

資料についてはまだ聞き取ることがあり、住民の皆さんとともに生かしていきたいと考えています。

としまえんの閉園を惜しむ人たちの中には、防災のための公園になるならと気持ちを飲み込んだ人も多いはず。そして私自身も北側の多くの部分がスタジオツアーに占有されていることについては、いまでも腑に落ちないことが多々あり、納得がいきません。

一方、練馬城址公園の先行して開園する部分はコロナであろうが整備が進む。そうであるなら都民・区民の意向を届け、都として都民・区民の提案を聞き入れたこれまでにない住民参加でつくる公園として進めることを引き続き求める。

これが私の立場です。

今月はじめ、「としまえんの未来を考える会」の皆さんと建設局レクを行った際、「会」のみなさんが作成した公園イメージを紹介してもらいました。都民・区民の積極的で具体的提案を取り入れれば、上記で紹介した都の資料にもあるように「自分たちの公園である」という意識が醸成され大事にされる公園になると確信します。

 

 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP