こんにちは。練馬区選出都議会議員とや英津子です。
本日、農水大臣は多くの都民・関係者の声を無視して豊洲新市場に対し、開場の認可書を交付しました。
この知らせを聞き、悔しくて仕方ありませんでした。朝から農水相前では、関係者がスタンディングしていると聞いていましたが、私の何倍、何十倍もの悔しさで一杯だったのではないかと思うのです。
なによりも小池都知事は、「食の安全・安心を守る」「築地の市場機能を確保する」との都民への約束を破っていると言わなければなりません。今年三月の予算特別委員会でも、ガス工場の操業由来の有害物質で土壌も地下水も汚染されている豊洲新市場の「食の安全・安心」について「都民の理 解と納得が得られていると考えるか」とのそね都議の質問に、小池知事は「豊洲市場一場に関する都民の理解も深まってきた」と答弁。曽根都議は「『理解 と納得が得られている』とは答えられない」と厳しく指摘しています。
小池知事が基本方針で示した「仲卸の目利きを活かしたセリ・市場内取引を確保・発展」という方針を撤回したのかとも質問していますが、小池知事は「再開発の一つの考えとして示した」と全く誠意のない答弁。
解決していない問題が山ほどあるにもかかわらず、移転を決めた都知事。都民との約束を反故にしたことは、許されるものではありません。申請を受けて認可をした国は、営業権組合から「是非とも慎重に」との要請を受けていました。
営業権組合が農水省に要請
営業権組合は要請書で、移転を一ヶ月後に控えた時点でも、駐車場が全く足りず、多くの事業者・労働者の通勤の足が確保できていない状況だと述べ、また「認可の申請」と同時にこれまで隠されていた「駐車場の料金」などが明らかになり、築地では小型車二台で2万数千円茶屋銭が10万円を超えると言われ、衝撃が走っていると言っています。
重大な事実として、認可の申請にかかる図書の開示請求では、都が豊洲市場の事業計画をほとんど虚偽といっていいほど粉飾していると指摘し、産物の取り扱い数量が、たった6年後に「1,6倍」と豊洲市場で絶対ありえない数字をもとにして財政計画が作られていることを批判。さらに、汚染地下水が流出する経路があることも指摘しています。築地市場を豊洲に移転する計画は、到底「認可申請」などという状況ではないと要請しています。
私たち都議団は、「農水大臣による豊洲新市場認可書の交付に断固抗議する」声明を発表しました。
まだ、やることはあります。
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