駆けある記

世界の築地、豊洲で再現は不可能

こんにちは、練馬区選出都議会議員とや英津子です。

海の向こうはオリンピック選手村。巨額の税金が投じられ、現在工事中。大会が終わればマンション。

日本晴れの今朝は、光が丘で島田区議の宣伝を少しだけお手伝いして、豊洲新市場へ向かいました。市場開場をひかえ、式典開催日です。私たち都議団は式典には出席せず、市場の中を内覧してきました。

もともと、生鮮食料品を扱う市場としてふさわしくない豊洲市場用地。真新しい建物がむなしくそびえているように見えました。897億円を投じて行った土壌汚染追加対策工事は、地下水からの有害物質の無害化を果たすことはできず、今年に入ってからもベンゼン170倍を検出しています。

うまくピーアールされているように見えますが、関係者から批判の声が上がっているように、仕事をしていく上で支障はないのか…などと考えながらまわりました。  

観光客が仲卸売り場などを上から窓越しに見学するための廊下には、築地市場のルーツであるかつての江戸の食品を取り扱う市場の写真や築地市場開場の前夜、昔のセリの様子などがパネルで展示されていました。小池都知事は「築地はいかす」と言いましたが、もしかしてこのパネルで済ますのか?などと、これまでの公約違反にまた怒りが沸いて仕方ありませんでした。

また、最近報道された10㍍のひび割れまで見ることはできず、残念でした。

会場には他党の議員ふくめ、ぞくぞくと式典出席者が到着する姿が見えましたが、私たちは素通りして豊洲新市場をあとにしました。

その後、築地へまわり市場の活気を感じてきました。建築界から「世界遺産に」と声が上がっている築地市場の建物を全て壊すという東京都ですが、必ず禍根を残すことになります。

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