こんにちは、日本共産党都議会議員とや英津子です。
東京地下鉄(東京メトロ)と西武鉄道の駅である小竹向原駅に2ルート目のエレベーター設置は住民の方々にとって悲願です。
区議会議員の時からエレベーター設置のために、住民のみなさんと運動し議会でも取りあげてきました。この間、毎年のように東京メトロ本社に要請行動にでかけ、最近は毎月のように本社に電話でも進捗を確認してきました。
昨日は、エレベーターを設置するための運動をされている小竹町住民のみなさんとともに東京メトロ本社へ。
署名も392筆、追加で届けました。
広報部サステナビリティ推進室の松麿課長と鈴木主任から約一時間にわたって話を聞くことができました。
西武鉄道とメトロとの協議
上記で書いたとおり小竹向原駅は、西武鉄道と東京メトロが共同で運営している駅です。
二期目のエレベーター設置に向けて二者で協議をしていると聞いていたのでその進捗を聞きました。
駅の財産となるエレベーターの維持管理、今後の費用負担割合について、また、整備費用についての負担割合などを協議中ということです。双方が合意するために断続的に話し合われています。
特にホームから改札階までのエレベーターの設置場所は西武の詰め所を活用する予定。西武の所有する場所にお互いの共有するエレベーターを設置することになるため、合意には時間がかかっています。そのためいつ頃合意できそうかとの質問には答えてもらえませんでした。
駅利用者はメトロと西武でだいたい7:3の割合だそうですが、この割合かというとそう単純ではありません。
エレベーターはどこに整備?
現在小竹向原駅は3番出口にエレベーターが整備されていますが、二期目は1番か2番出入り口にという要求をかかげて運動してきました。
練馬区民にとっては、やはり2番出口への設置が当然の要求です。現在3番出口に設置されているエレベーターが板橋側ですから、練馬側2番につけることを要求しました。
しかし場所を聞くと、1番出入口。自社用地の一部、常務区のあいているスペースを活用したいとのことでした。
練馬区からも2番出入口に整備をとの要求がきているようですから、ぜひ検討して欲しい。
大型のエレベーターを!
3番出口に設置されているエレベーターは11人乗りのものです。ですが今は車いすも大型化し、ストレッチャーなども乗せることができる大型のエレベーターを設置するよう求めました。この要求については、15人乗り以上で対応したいとの答えが返ってきました。嬉しいです。
費用は全体でどのくらい?設置までの期間は?
費用についても質問しました。
一般的にエレベータ-一基で10億円前後かかるとのこと。小竹向原駅についてはホームが2本あるので、それぞれにホーム~改札階で設置するので2基、改札階~地上で1基整備することになるので3基分ということになります。
国や都の補助スキームについては、後で回答をもらう予定。
仮に西武と合意が整った場合、完成までの期間も聞くと、設計に入ってから5年~10年かかると言われ、この駅の構造を考えると難易度が高いことから、なおさら早く着工して欲しいと要望しました。
10年以上の運動、最後まで
2006年からはじまった運動は今年で13年。
最初にメトロ本社に要請した際、技術担当者から小竹向原駅は構造上エレベーターを整備するのはとても困難である事を説明されました。それは、ホームと地上の間に道路があるからです。また整備するためにはホームを延長しなければならない、さらに全てのメトロの駅にエレベーター設置が完了してから二基目を検討するなどと気が遠くなるような話をされ、絶望的になった時もありましたがここへきて光が見えてきたようです。
一日も早く設置できるよう、さらに皆さんと力を合わせます!
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