こんにちは、日本共産党都議会議員とや英津子です。
今日は朝から夕方まで会議、その後石神井公園駅前再開発問題での打ち合わせ。そして毎年恒例の「ねりま市民大忘年会」に参加してきました。冷たい雨がとはこんな日の雨を言うのでしょう。寒かったのですが、ここねりに行くととても熱気を感じ市民の賑やかな声が聞こえてきました。老若男女が集合し、思い思いに語り合う機会です。
そんな忘年会でいくつかのまちづくりに関わる方々がいらしています。そこで先月のまち歩きを改めて考えてみました。
練馬区は道路計画が遅れているからと区長は東京都と前のめりに道路計画を進めています。
練馬区内には道路計画がいくつもあり、その一つが都市計画道路放射36号線です。池袋から環七を抜け、羽沢、早宮から放射35号線につながり平和台そして大宮バイパスまでつながるという計画です。すでに買収も進んでいる部分もあり地域の人たちは、「ここに道路ができる」ことは知っているが…実際はまちがどう変貌するのか、イメージするのは困難という状況です。
11月初旬、地域の方々と計画線を歩きました。
平和台駅に集合すると、思っていたより多くの方々の参加があり驚きました。みんなで環状8号線からいったん北へ進んで進捗状況を確認。こちらはかなり進んでいます。近くには小学校もあり、この道路が通ると学区域が分断されるとのこと。子どもたちの通学路の安全性は大丈夫なのか。
平和台駅から東、氷川台方面は道路工事中。
これまで通れた道も閉鎖されてとても不便でした。
さらに氷川台方面に進むと、開進第一小学校です。この学校の前を幅員50mの道路が通る。都建設局は子どもの安全確保のため、歩道橋を設置するといいますが。
氷川台駅のすぐ横には石神井川。桜並木が続いていますが、この桜も一部伐採です。しかも川があるため、土地の高低差があり、放射36号線を整備するには、道路の上下線で高低差があるという非常におかしな構造の道路となります。
この道路を突っ切るには、一端36号線に出てUターンしなければならず、交差点はみなUターン可能になっています。これも異常ではないか、安全性に問題はないのか疑問がわきます。
氷川台駅前付近はまだ買収は進んでおらず、環七方面へ進むとまたフェンスで囲まれた土地が見えてきます。
この付近には開進第四小学校。都は学校と連携するとか、安全性に配慮すると言うのですが、なんの保障もありません。
11月23日(123名)、30日(86名)には東京都建設局のオープンハウスと説明会がありました。
私は30日に参加したのですが、会場からは氷川台駅の北側に道路ができることで、駅へのアクセスがとても不便になることから道路北側に駅の出入り口をつけて欲しいという意見も出ていました。桜の木の連続性の確保、歩道橋エレベーターの地震時などの安全性、正久保橋の架け替えはどうなるのかなど意見が出ていました。23日にはこれらの意見に加え、正久保橋の導線が悪いため高架にならないのか、これまでの道路は通行できないのかなどの意見も出ていたようです。
放射36号線は、整備が進み来年には正久保橋の橋桁の工事も行われる予定ですが、これらの意見や計画線を歩いてみてのみなさんの意見や疑問をとりまとめて都に届けることが必要と考えています。
道路ができるとまちがどうなるのか…。その付近に住む人は誰もが考え想像しますが、実際は計画線上を歩いてみて改めてイメージできたという人が多いのです。こうした取り組みの重要性を強く感じています。
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