駆けある記

これでいいのか、上石神井駅周辺地区まちづくり構想の変更

こんにちは、日本共産党練馬区選出都議会議員とや英津子です。

コロナ感染が収まらない中、次々と道路や再開発にむけたまちづくりが進められようとしています。外環自動車道計画、西武新宿線連続立体化、4月16日、17日は上石神井駅周辺まちづくり構想の変更についての説明会が行われました。

昨年(2020年)3月に練馬区が策定した「上石神井駅周辺地区まちづくり構想」を変更するもので、まちづくり条例第46条の規定にもとづいておこなわれます。

この計画は、外環本線と青梅街道IC、外環の2、西武新宿線立体化の動きとあわせて検討されています。住民は道路や鉄道のあり方と一体でまちづくりを考えることになり、じっくり検討する期間が必要ではないか。そんな思いを抱きながら説明を聞きました。

では何が変更されたのか。

【まちづくりの方針】

・駅前の拠点性を高めていくために、「地域拠点にふさわしい商業エリアの形成」を新たな整備方針として追加します。

・景観形成は、まちづくりルールによって推進することとし、従前掲げていた「景観形成に向けたガイドラインづくり」を削除。

【まちづくり構想】

①土地利用方針の変更では、これまで「沿道環境ゾーン」とされてきた駅北側道路(外環ノ2)沿いは商業集積ゾーンに変更となり、駅前の高度利用とあわせて再開発が進められる。

 

②区域の拡大では、西武新宿線連続立体化事業によって高架化となる計画で、北側に側道が整備されることによって立ち退きを迫られる住民が出てきます。

③車両留置施設跡地の新たな土地利用を視野に入れた計画に変更。これまでは、車両基地を東側に延長する理由として西武の技術基準に適合させるためと説明してきました。ところが今回の説明では、「東側に伸ばすことで車庫面積がこれまでの1/3ですみ、2/3が空く」とされ、この部分の開発を西武がしていると行っています。これでは西武のために住民を立ち退かして車庫を延長することになりかねません。

④歩行者ネットワークの充実といいますが、結局は道路の拡幅と新設です。住民からは安全性の確保はできない、電柱を地中化するなど拡幅しなくてもできることはあるとの指摘もあります。

6月までに決める?

変更案の縦覧・意見書の受付は4/12~5/7

練馬区役所都市計画課

区はこのまちづくり構想を6月には決めたい。その後年度内には都市計画決定、事業化がその後1~2年。との説明だったと思います。しかし、6月には決めるという理由。それは外環ノ2の沿道について建蔽率・容積率の緩和を予定しており、その基準で建て替えや新築を行うためだというのです。まだ何も決まっていない、合意もしていないうちから緩和基準を前提にした説明をするという無神経さと乱暴さに驚きました。

ぜひ、公述へのエントリーを。

 

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