駆けある記

保育園入園できず、大変な例も

 練馬区は「長期計画」で待機児解消をめざし保育園の定員増を示していますが、その内容は、区民の切実な保育要求に応えたものとなっていません。
 今年は入所申し込みが3217名と昨年より278名も増えています。
 なんとか入所をと、祈るような気持ちで申し込みをされた方々も多く、それでも入所できなくて途方に暮れる保護者の方々から、今もご相談があります。
 入園できても、2人、3人の子どもたちが別々の保育園になってしまい、毎日2カ所、3カ所の保育所に連れて行かなければならない状況も生み出しています。
 その上、認証保育所も含めての通園となると、親も子も疲れ切ってしまい、いつまでこの状態が続くのか、身体的にも経済的(認証保育園は月5万円から8万円の保育料)にも負担となり、いきづまってしまうのではないかと思います。
 その家庭がどのような状況で子育てをしているのか、練馬区はもっと深いところまで考えてほしいと切実な声も届いています。
 待機児を生み出さないように区立・認可の保育園を増設してこなかった区の責任は重大と言わなければなりません。
 練馬区で子育てしたいと思えるような保育環境、子育て環境をつくるべきと強く感じています。
当面の相談にも乗りながら、根本的な解決に向けて力を尽くしたいと、改めて決意しています。

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