こんばんは、練馬区議会議員とや英津子です。

熊本地方で発生した地震は日々被害の状況が明らかになり、深刻さを増しています。今日も地域を宣伝カーでまわり、政策と募金の訴えをしました。一日も早く元の暮らしに戻れるよう支援したいと思っています。

さて、今回の地震をはじめこの間の阪神・淡路大震災などでは家屋の倒壊や家具の下敷きになって亡くなったかたも多く、新潟中越地震では負傷原因の約４割が家具の転倒や落下物によるものだといわれています。

今後、私たちも首都直下型地震がいつ発生するかわからないもと、日頃からの備えが大事になっています。

そこで、練馬区は地震に強い室内環境作りへの支援として家具転倒防止器具等を支給することにより防災に関する動機つけを行うことになり、総合・災害対策等特別委員会で報告がありました。

　事業概要

支給器具は下記の７品目の中から、５０ポイントを上限に申請者が選び申し込む。

（１）マグニチュード７（突っ張り棒）　５０ポイント

（２）ガラス飛散防止フィルム　　　３０ポイント

（３）不動王Ｔ型固定式（壁面固定器具）３０ポイント

（４）冷蔵庫ストッパー　　　　　　２５ポイント

（５）不動王耐震シート（耐震マット）　２０ポイント

（６）ふんばる君（家具転倒防止板）　２０ポイント

（７）とびらロック（戸棚固定器具）　　１０ポイント

支給数は２０００世帯を予定。申し込み多数の場合は抽選。

支給対象世帯

（１）今年度中に満６５才になる方がいる世帯（昭和２７年４月１日生まれ以前の方がいる世帯）

（２）身体障害者手帳１・２級または愛の手帳をお持ちの方がいる世帯。

せっかく取り組むのだから、抽選にしないで希望者全員に支給すれば良いと思います。また、震災への備えはこれだけでは全く不十分であり、今回の熊本級の地震がくれば役に立たないかもしれません。しかし高齢者や障害をお持ちの方にとってこのような器具を取り付けることにより、他の部分の備えもという気持ちもわいてくると思います。ぜひご活用を。

練馬区には、家具の固定やガラス飛散フィルムを貼り付けたりする際の取り付け費助成制度があります。この制度についてもご利用を。