こんにちは、日本共産党練馬区選出都議会議員とや英津子です。
松の内が明け、今週は通勤電車がいつものように混み合っています。朝一番で相談を受けるため都庁に向かいましたが、ぼーっとしていたら危うく乗り過ごすところでした。
年始めから、腹の立つ話。
横田基地で8日、訓練中の米軍のパラシュートが基地内に落下しました。充分にパラシュートが開かず予備を使って降下したようです。
さらに、9日も同様の事故が起きたのです。
この問題で都議団は東京都に緊急申し入れを行いました。高原俊幸・都市整備局基地対策部長が応対し、「昨日の事象については、横田基地周辺の5市1町とともに、事故原因の究明と善後策を求め、それまでは訓練を行わないよう、国と米軍に口頭要請を行った」と述べ、本日事故については、連日、かつ申し入れの最中に同じような事象がおこたため、5市1町と内容を調整し、国と米軍に申し入れる予定であること。また申し入れにもかかわらず、同じような訓練を行い、改めて明確な対応策もないまま、なし崩し的に訓練が実施されたこともあるので、監視したい旨の回答がありました。
訓練中の落下事故。横田の周辺は学校や保育園があり、住宅も間近に建っています。基地外に落下したらどうなるでしょう。パラシュートだからなどと言ってられないのではないでしょうか。
この間米軍によってくり返される落下事故、殺人、暴行、強姦など人権を蹂躙する事件がくり返されてきました。辺野古の海の埋め立てが始まっています。
日本政府の対応は、これにどう対応してきたでしょうか。安保条約は堅持、基地の「辺野古移転」を進める、「日米地位協定」の抜本見直しも求めず運用でなんとかしようとするなど県民の願いを足蹴にし、踏みにじってきました。
沖縄県宜野湾市の緑が丘保育園に米軍ヘリの部品が落下した事故が一年一ヶ月前。「散歩の時、娘が手を握り返してくれるといとおしさを感じる。事故が起きたら一瞬で失うと思うとすごく怖い」と当事者が政府要請の際に言っていたことを思い出しました。園長も「沖縄の子どもたちも東京の子どもたちも大切な命。沖縄だけでなく日本の問題になっていくよう、みんなで声を上げよう」と呼びかけています。
東京で暮らす私たちは、沖縄の問題ははるか遠くの出来事のようにとらえることがあると思います。しかし、自分には関係ない、他人事と本当に言ってられる状況ではなくなっているのではないでしょうか。沖縄では、県民が一つになって辺野古の海を返せと怒りの声を上げています。
東京でも沖縄のように闘いたい。
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