駆けある記

特別支援学校書道作品展からー「自由」を考える

こんにちは、日本共産党練馬区選出都議会議員とや英津子です。

梅の香りを感じる季節。花屋の前を通ると桜の枝が目につきます。つい先日は河津桜の便りをある人から聞きました。温もりのある言葉一つ一つを大事にしたいと思っています。

さて都庁の議会党ギャラリーでは、先日まで東京都特別支援学校の総合文化祭「第25回書道作品展」が行われていました。身体・知的などの障害をもつ生徒さんの書道作品を拝見させていただきました。  

思い思いの言葉を筆に託して書いています。印象に残った文字、愛の詩、好きな文字などさまざまです。どれも素敵で心を打ちました。

なぜ心を打つのか。普段見ている上手な書道作品もいいけれど、違う感情が湧いてきました。それは、書く者に「自由」があるからではないかと思いました。

普通学級では書道の時間だけではありませんが、みんなが同じ事を学び同じ回答を求められる。書道なら同じ文字や言葉をみんなで書きます。(それ自体否定はしませんが…。)どの教科でも求められることを子どもたちの多くは知っていて忖度する。もちろん思い思いでいいよと言われることはあると思いますが、そこでも忖度が働く。つまり、タガが気がつかないうちにはめられているのではないかと。タガがなくてもあると判断して行動するくせがついているという方の意見も聞きます。

今回、作品を寄せてくれた子どもたちも同じように考える子もいたと思いますが。どう考えても、「自由だよ!」と思う作品が多く感激しました。

障害のあるなしではなく、教育環境が大きいのではないでしょうか。

もっといえば、そこに「自由」があるかないか、生徒一人ひとりが「自由」を感じることができるかどうかではないかと思います。

 

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