駆けある記

ぬくもりと希望の空間~大銭湯展へ

こんにちは、日本共産党練馬区選出都議会議員とや英津子です。

都知事選挙が終わりました。私たちが応援した宇都宮けんじさんは、大健闘しましたが小池氏が再選という結果となりました。

私たちは、この選挙で宇都宮さんが本当に都知事に相応しい、最高の候補者であることを痛いほど感じました。掲げた公約を一歩でも二歩でも前進させるため、残りの任期を頑張りたいと思っています。

選挙が終わり今週初め、小金井付近に用事で行った帰りに足を伸ばして都立小金井公園内にある江戸東京たてもの園の「ぬくもりと希望の空間 大銭湯展」を鑑賞しました。

コロナのために、しばらく展示も休止状態だったため、再開を待っていました。江戸東京たてもの園は何度も訪れたことのある大好きな場所です。雨が時々落ちてきて、園内の緑を鮮やかに見せていましたから、天気も苦になりませんでした。

建物園には、多くの歴史的建造物であり文化遺産が展示されています。まだ全面開園というわけにいかず、玄関口で終わりという建物もあり残念でした。

前川國男邸、建築家堀口捨己氏が設計した小出邸、高橋是清邸など久しぶりに中に入り隅々まで見てきたかったのですが、いずれも玄関で終わり。

続いて大銭湯展を開催している「子宝湯」に。

私は銭湯が好きで、時間があれば練馬区内の銭湯に行きます。大きな湯船、正面のペンキ絵、最近はタイルが多いのですが、そのタイルもスタイリッシュなものもある。また、歴史を積み重ねてきた建物が多く、脱衣所の天井などレトロで見所が多いのです。

「女性の広場」6月号では編集部から依頼を受け、銭湯をテーマに執筆しました。

大銭湯展では、ビジターセンターで銭湯の歴史や当時使われていた道具などの展示があり、それもなかなか見所がありました。銭湯がどのような役割を果たしていたのか、つくりも変遷がある。

建物園の中の「子宝湯」は足立区にあった建物を移設したようなのですが、表から立派なつくりで、脱衣所の格天井や番台のデザインに風格を感じわくわくしました。

最近、気がついたのですが銭湯は男性中心の施設でしたから、その名残が随所に見られます。

正面のペンキ絵は男湯に立派な富士山があり、女湯では見ることができません。壁のタイル絵も、男湯は平家物語の「扇の的」と五条大橋の義経と弁慶。女湯はさるかに合戦と桃太郎。女子どもはおとぎ話、子どもは女性が育てるものということでしょうか。

いまでも、銭湯ではその傾向が残っています。

そんな角度から見るのも面白いものです。短時間でしたが楽しめました。大銭湯展は9月27日まで開催。

 

 

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