こんにちは、日本共産党都議会議員とや英津子です。
11月に入り、練馬区が進めようとしている補助135号線・232号線の道路計画線を歩きました。大泉第二中学校を3分割するようなとんでもない計画です。道路のためならなんでもやるという姿勢に憤り、やくし前区議とともに調査に入りました。
大泉学園駅、ゆめりあ西側の歩道橋から計画線をのぞむ。現道なし、住宅が建ち並ぶ。
そちらへ向かって、歩いていくと所々に先行買収されている土地があります。
大泉第二中学校に到着。ここから削られ、交差点で3分割になる案が浮上しています。
公園のど真ん中を道路が通る。銀杏並木の幅はちょうど計画線と同じ16mと言われています。
途中住民の方と計画について話になり、本当にそんなことをするのかと驚かれました。
富士街道沿い、憩いの森も削られます。
このような道路計画について、都議会第三回定例会代表質問で質しました。
質問と答弁を紹介します。
Q わずかでも必要性があると考えれば道路を残すと判定し、道路のメリットは重視する一方、多くの道府県でやっている実現性の検証、すなわち環境やまちづくりへの影響、地元の意向といった、道路によるデメリットなどを分析する検証をしていないことも大きな問題です。
私の地元、練馬区では優先整備路線の補助135号線と232号線が、区立大泉第2中学の敷地を3分割して大幅に削る案に対し、「校庭を削ってまで通すのか」と怒りが噴出しています。
知事、学校を三つに分断するようなデメリットを検証せず、強行してよいのですか。
A、(東京都技監)練馬区内の都市計画道路についてでございますが、補助第百三十五号線と補助第二百三十二号線は、平成二十八年三月に区市町とともに策定した第四次事業化計画におきまして、練馬区施行の優先整備路線に位置づけております。
両路線につきまして、練馬区では、都市計画、教育等の分野の有識者で構成する委員会で検討を進めてきておりまして、本年五月に、地区の抱える課題解決には都市計画道路の整備が必要であるとして、教育環境の保全と道路整備を両立させる方策について提言を取りまとめたところでございます。
区では、今後、この提言をもとに取り組み方針案を策定し、区民などの意見を聞く予定としておりまして、都は区に対して技術的な支援を行ってまいります。
どんな技術的支援をするのか、それで教育環境が維持出来るとは到底いえません。
無謀な計画はやめるべきです。
この記事へのコメントはありません。