駆けある記

西武新宿線立体化の環境影響評価の学習会(井荻駅~柳沢駅)

こんにちは、日本共産党都議会議員とや英津子です。

新型肺炎コロナウィルスの影響が各方面に出ています。小中高等学校の一斉休校問題は波紋を広げ、保護者や現場からの声は切実です。西武新宿線井荻駅~西武柳沢駅の立体化問題で、都と西武鉄道は都市計画案と環境影響評価案の説明会を3月初旬に予定していましたが、これも延期になりました。

この時期に、みんなで環境影響評価案について学ぼうということで「西武新宿線立体交差化を考える連絡会」が学習会を開催しました。コロナウィルスの影響を心配する声もありましたが会場いっぱいの方が参加されていました。

講師は一級建築士の樋口学氏。

主に「騒音・振動」、「日影」、「景観」の三つの観点から評価案をどうみるかについて学びました。

騒音・振動については、工事完了後の予測として鉄道騒音は計画線の最寄り軌道中心から12,5m、地上から1,2mの高さで測定しているが、昼間は54db~57db、夜間は50db~52dbという結果を出し、いずれの地点でも現況値を下回り「騒音レベルの状況を改良前より改善」となっているのがアセス評価です。

日影や景観でも問題なし、指標をおおむね満足するとの結果をだしている評価案ですが、これらについて具体的に問題点を学習しました。

質疑では風害や立ち退きにともなう補償ほ質問も出て、高架化が地権者はじめ多くの人たちに多大な影響を与えることが改めて浮き彫りになったと思います。

私も含め、環境影響評価を丁寧に読むことはほとんどないのが実情です。こうした時に学べて良かったと思います。参加者からは、分かりやすくて勉強になったという声が寄せられています。事実を正確に知ることは今後の運動につながります。

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