駆けある記

都議会第3回定例会はじまる

こんにちは、日本共産党都議会議員(練馬区選出)とや英津子です。

酷暑から一転、秋らしくなりました。

夏真っ盛りの時に撮ったサルスベリ

9/18~10/8の会期で都議会第3回定例会が開催中です。

知事の所信表明は?

初日は、知事の所信表明。

なんと、カタカナの多いことよ。いまに始まった話ではありませんが、これまで以上にカタカナが多い。

1,新型コロナウイルス感染症への対策

2,「東京大改革2,0」に邁進し、世界から選ばれる都市へ

3,都民の命を守り「稼ぐ」東京の実現

4,「人」が輝く東京

5,これからの政策展開に当たって

6,名誉都民の選定

7,東京2020大会を成功させ、未来への希望を灯す

七つの柱ですが、デジタルトランスフォーメーション、バーチャル都庁、デジタルの力で人々が…、デジタルファースト、Team Invest Tokyo、グローバル、イノベーションなどなどカタカナ、英語が踊っています。

一方で、コロナ禍のもと都民の暮らしや苦難に寄り添う姿勢は見えず、都民の多くはこの所信を聞いてもいったい何をやりたいのか分からないのではないかと思いました。

ロナで一番影響を受けた子どもたちへの支援を

特に、教育の分野では知事は一度も少人数学級のことに触れませんでした。3か月の休校が及ぼした子どもたちへの影響は、今後長きにわたって度々学校や家庭で感じることになります。安倍首相が何の科学的根拠もなく一斉休校した責任は重いのです。だからこそ国も都も子どもたちに手厚い教育を実施する責任があります。国立生育医療センターの子どもアンケートでは、不安やストレスを抱えた子どもたちが7割。今、学校がどうなっているのか。土曜日なのに6時間授業、夏休みは短縮され、長期間の家庭学習を強いられた子どもたちの学力の格差は顕著です。そうした所にまったく光があたっているとは思えない。

知事は、「誰一人取り残さない視点に立って社会全体で子どもたちを支え、一人ひとりに着目した質の高い学びを実現するべく…」と言いましたが、言葉通り受け取れば、子どもたちに手厚い教育を進めてくれると思いますが、やることはオンライン、GIGAスクール構想。オンラインは必要ですが、なんでもかんでもオンライン、それだけでは子どもは育ちません。

世論と論戦の成果も

議会には約3400億円の補正予算案が提案されました。その中に、高齢者施設と障害者施設で職員と入所者15万人分のPCR等検査予算30億円が入りました。早くから求めてきた要求が実りようやく一歩です。医療機関や保育園、学童、放課後等デイサービス、学校などでの定期的な検査も必要です。さらに求めていきます。

また、高齢者のインフルエンザ予防接種を65才以上の方は実費負担ゼロ、60才~64才の人で持病をお持ちの方も無料でうけられます。

さらに家族や保護者がコロナに感染した場合の、在宅の要介護者・障害者・子どもの受け入れ体制の整備をする区市町村への支援、医療機関におけるこどもの一時保護委託を推進するための予算が盛り込まれました。これは区が活用することが条件です。

区議団とも連携して、さらなる前進のため力をつくします。

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