かねてから要望の強かった視覚障害者のみなさんの盲人用信号機の設置を求め、交通安全課と話をしました。
小雨降る中、4人のみなさんに区役所まできて頂きました。
以前私のニュースにも掲載しましたが、障害者のみなさんが社会参加をしていく上で、安全なまちを造っていくことは不可欠です。
ところが、ご一緒にまちを歩き点検すると、なんと幹線道路も盲人用信号機の設置が不十分であることがわかりました。
この日は、それぞれの方から日頃感じていることを中心にお話いただきました。
・駅近くなのに音のない信号機があり、怖くてわたれない。
・どこをわたったらよいかわからない。
・夜は特に車も人も少なく、音を頼りにしている自分たちにとって、いつわたってよいかわからず、とても怖い。
などなど、切実な声が寄せられました。
視覚障害者のみなさんにとって、音は絶対です。音がなければ生きていくこと自体が困難であると、お話を聞き改めて実感しています。
国や自治体は本気で障害者の方々の社会参加をはじめ、バリアフリー社会の実現を考えているのか、こうした信号機の例を見ても、疑問に感じます。
新聞報道では、障害者自立支援法の廃止を求めてこの間裁判が闘われ、新政権になってやっと和解し、訴訟の終結に際しては、訴訟団と政府は基本合意文書まで交わしています。
文書では、自立支援法を廃止し、当事者の参加で2013年までに新法をつくることを明記しています。
ところが、28日の衆議院厚生労働委員会で、民主党は自立支援法の延命につながる法案を、自民・公明と一緒になって提案しようというのですから、公約違反もいいところです。
関係団体からは断固反対の抗議声明が発表されています。
これが、民主や自民の障害者に対する姿勢なのかと、腹がたってきます。
当事者の苦労や困難に心を寄せ、わがこととして考える姿勢が国や自治体、そして私たち政治に関わる者に求められているのではないでしょうか。
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