駆けある記

手話通訳者の育成を

 週末は、生活相談に後援会文化行事、練馬民商50周年記念レセプションなど時間を刻んで走り回り、あっという間に月曜日を迎えました。
 
 今日は台風が近づいているせいか、10月に入っても蒸し暑い日でした。
 さて、第三回定例会の決算質疑も先週の全款補充質疑を最後に終わりました。今日は、補正予算質疑、明日は外郭団体の調査として質疑時間が儲けられ、私とや英津子が質問に立ちます。
 先週は決算質疑の聴覚障害者のコミュニケーションの重要な柱でもある、手話通訳者の育成問題を取り上げたので紹介します。
 現在練馬区は国の補助金を受け、手話通訳者育成の講座を開催しています。
 初級・中級・上級・中途障害の方の講座、そしてさらに上のクラスである手話通訳者養成講座です。養成講座以外は年間通じて昼・夜の講座があります。
 聴覚障害や通訳の方々からは、ぜひ養成講座も昼夜開催して欲しいという要望も寄せられています。
 なぜ、養成講座は夜間のみなのかと理由を尋ねると、区は講座の参加者が少ないからという答弁でした。
 しかし、受講者が少ないのは、養成講座が夜間のみとなっているからでもあり、日中開催することで、裾野もひろがり、より豊かな人材育成ができるのではないかと考えます。
 また、今年度から練馬区の手話通訳者登録のための受験資格は、これまでの上級クラス修了者から養成講座修了者へと水準が上がりました。
 受験資格があがったのだから、それに合わせてぜひ日中のクラスを開催を求めました。
 練馬区からの資料をみると、区の手話通訳登録者は5年前は66人だったのが、昨年度は59人に減り、一方派遣回数は逆に、年間1,396回から1,768回に増えています。
 非常に激務で水準の高さを求められる手話通訳者については、今後需要もさらに高まることから育成は急務です。
 区は、この質疑で当事者の団体とも協議する旨を答弁しています。
 財源の手当を含め、来年度にむけ充実できるよう当事者のみなさんとも力を合わせたいと思います。

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